実業之日本社文庫
雪煙チェイス

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  • サイズ 文庫判/ページ数 409p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784408553238
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

殺人の容疑をかけられた大学生の脇坂竜実。彼のアリバイを証明できる唯一の人物―正体不明の美人スノーボーダーを捜しに、竜実は日本屈指のスキー場に向かった。それを追うのは「本庁より先に捕らえろ」と命じられた所轄の刑事・小杉。村の人々も巻き込み、広大なゲレンデを舞台に予測不能のチェイスが始まる!どんでん返し連続の痛快ノンストップ・サスペンス。

著者等紹介

東野圭吾[ヒガシノケイゴ]
1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学工学部卒業。85年『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。99年『秘密』で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、12年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』で第7回中央公論文芸賞、13年『夢幻花』で第26回柴田錬三郎賞、14年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tetchy

796
このシリーズでは読者にページを速く捲らせる疾走感を重視したストーリー展開が特徴的。単純な設定をいかに退屈せずに読ませるか、しかも最後の1行まで演出が施されていて飽きさせない。ただ軽いだけでなく、作者がスキー場を舞台にしたミステリを文庫書下ろしで安価に提供して自らもスノーボードを嗜む氏が経営困難に瀕している全国のスキー場に少しでも客足が向くように読者に興味と関心を与えていることだ。爽快面白エンタテインメントに徹しつつ、スキー場で働く人たちの心情や厳しい現状が綴られている。そして意外な結末の甘さにニヤリ。2017/09/14

starbro

784
東野圭吾は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。図書館の予約に出遅れた訳ではないですが、文庫本なのと年末年始を挟んだので、冬ギリギリでようやく読めました。ユーモアミステリでテンポ良く一気読みでしたが、あまり捻りもなくクオリティの低さを感じました。小説でも流石に捜査情報を刑事が漏らすのはありえないのではないでしょうか?次は、本格的なシリアスなミステリを期待しています。2017/02/24

ウッディ

683
滑走禁止エリアで出会った美人スノーボーダー、殺人の容疑をかけられた大学生脇坂は、自身のアリバイを証明してもらうため、彼女を探す。「緑色のウンチ」のくだりとか、微妙に「恋のゴンドラ」とリンクしていて、楽しめました。彼女の正体がなかなかわからない理由とか、唐突な真犯人など、少し展開が強引すぎるきらいはありましたが、気軽に読めるミステリーということで、可もなく不可もなくという印象でした。2018/04/25

Yunemo

641
誰が犯人かなんてこと、関係なく。状況としてはかなり深刻なはずなのにサスペンスとしてのドキドキ感が薄くて、なのに、何故かゲレンデでのチェイス模様に浮かれます。著者のこの分野の作品、何だか状況設定にかなり無理感がありません?でも楽しく読めてしまうんです。著者独自の警察組織への想いも生かされてますね。警察は、容疑者が有利になる証拠を積極的に探してはくれない。自分のことは自分で守れ、それができない場合は必死で逃げろ。今までとちょっとニュアンス違うけど、確かに。この冬さらなる衝撃が!との謳い文句、ちょっと言い過ぎ。2016/12/15

こうじ

629
⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎4/5 面白かった〜(*^_^*)一気読みしてしまいました。雪の世界なのか、爽快感が伝わってくるよ〜友人、刑事、女将さんもみ〜んな優しい人ばかり^_^楽しくハラハラしながら読めました(*^_^*)2016/12/03

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