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内容説明
日本におけるフォークの誕生から、隆盛、沈静化、そして再興まで―主要アーティストのバイオとディスク紹介からなるファイルを中心に、当時の現場を知る人物インタビューや、シーンのあれこれを捉えたコラム、スタートはフォーク雑誌だったヤング・ギターの記事再録などで、今だからこそ振り返るフォーク・ミュージックの実相。
目次
第1部 フォーク誕生(日本のフォークが生まれた日;URCレコード;URC名盤 ほか)
第2部 フォーク隆盛(関西フォーク;フォークを支えたラジオ番組;インタビュー/中川五郎 ほか)
第3部 フォークの拡散とニュー・ミュージック(叙情派フォーク;パンタロン派泡沫系恥ずかしフォーク;グループ名盤 ほか)
著者等紹介
馬飼野元宏[マカイノモトヒロ]
洋泉社の月刊誌『映画秘宝』編集部、日本映画担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山田太郎
50
いしかわじゅんのイラストがよい。あんまりフォーク聞かないので、ためになった。イルカと伊勢正三は好きなんだけどな。神田川がどんな曲か思い出せずちょっとイライラした。2014/09/01
gtn
23
センスあるグループ名、奇をてらったタイトルと淡々とした歌いっぷりのギャップに惹かれ、一時、「休みの国」の「悪魔巣取金愚」ばかり口ずさんでいたことがある。その結果、一緒に風呂に入っていた当時6歳の娘の持ち歌になった。2022/04/16
おおにし
16
日本フォークの黎明期を知らない私には、本の前半に登場する歌手たちにはあまり思い入れがありません。一方後半に登場する山崎ハコ、森田童子、谷山浩子は、それぞれライブで見たときのことが今も忘れられません。その中でもサイン会で握手してもらった森田童子の手の暖かさは今も大切な思い出です。それから毎晩聴いていた「コッキーポップ」でよくかかった歌手たちも何人か登場していて、こちらもとても懐かしいです。ああ、いい時代だったなあ…2014/10/31
とよぽん
15
完全読本と題するだけあって、網羅的に黎明期から近年までを取り上げている。70年代の歌にも、全く古さを感じないものがある。面白かった。2017/10/18
わいほす(noririn_papa)
13
索引に掲載されているだけで211人(組)!岡林さんに始まって、関西フォーク、エレックレコード、叙情派フォークにニューミュージック、ネオフォークのゆずまで、アーチストと時代背景と代表的アルバムのマニアックな解説がぎっしりと。驚くべきはここに書かれた人たちは鬼籍に入られた人以外はほとんど現役で、いまだに元気な声が聴けること。ギター1本でいつでもどこでも音楽が楽しめるフォーク。弾き語る言葉とメロディ。最近フォークが蘇っているように感じるのは、オヤジ世代の懐古なのか、時代がオルタナティブな音楽を求めているのか。2016/02/20