虎の城 〈下〉 - 長編歴史小説

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  • サイズ B6判/ページ数 395p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784396632441
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

GaGa

7
若い頃は真田幸村や石田三成ら、義に生きた男たちが大好きであった。そして年を重ねた今、藤堂高虎や黒田如水の生き様に感銘する。判りやすい自分が笑える2010/05/17

ムカルナス

6
徳川の世になって豊臣方の大名が次々と取り潰されていく中で藤堂高虎は家康、秀忠の信頼を得て32万石の大名になる。周囲からは妬みもあって裏切者、日和見と陰口をたたかれるが、これは高虎自身の若い時から努力して身につけてきた経営、土木技術能力、そして時代を読む眼の結果に他ならない。しかし勝ち組となった高虎にしても天下普請をはじめ己を犠牲にして身を粉にして徳川のために働かねばならず、少しの身勝手や欲が改易につながる危機感をもっている。高虎にとっては全幅の信頼を置いて働かせてくれて秀長時代が一番幸せだったのだろうな。2022/11/03

ひろ

5
築城の名手としての才能を活かしながら、戦国の乱世を生き抜いた藤堂高虎。 過去の成功に自惚れることなく技術を磨き、時代の変化を敏感に感じ取り、新しいことにも挑戦をし続ける… 彼の考え方や生き方は、現代でも通じるところがあると思う。 一方で、主君や大切な人との別れがあったりと、すっごく苦労した人なんだな、と思うところも沢山あった… 高虎の生きた証は、完全ではないが、形としてちゃんと残っている。 伊賀上野城とか、彼の手がけた城には一度行っておきたい。2013/02/21

藤枝梅安

5
下巻では、「お拾(秀頼)」を得た秀吉の乱心を見て、  徳川に身を寄せていく高虎の姿を描きつつ、  時代の移り変わりとともに生き残りのため自己を変革させていく方法論を展開している。  「歴史小説」「大河ロマン」というより  「危機管理マニュアル」「経営手法の手ほどき」  という視点で読んだほうがわかりやすいかもしれない。2010/01/16

tan

3
人生を常に全力で生き抜いてきた努力の人。お疲れさまでしたと言いたい。高虎が築いた城に登って、高虎の見た景色を私も見たいと思う。2016/03/08

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