内容説明
東京・丸の内の片隅にある小料理屋「ばんざい屋」。女将の作るちょっぴり懐かしい味に誘われて、客たちが夜な夜な集まってくる。クリスマスの嫌いなOLの悩み、殺された常連客が心ひそかに抱いていた夢、古い指輪に隠された謎と殺意…。数々の人間模様をからめながら、自らも他人にいえない過去を持つ女将が鮮やかに解決する恋愛&ヒューマン・ミステリーの傑作。
著者等紹介
柴田よしき[シバタヨシキ]
1959年、東京生まれ。95年に、『RIKO―女神の永遠』で第十五回横溝正史賞を受賞し作家デビュー。以来、ミステリー、ホラー、伝奇とあらゆるジャンルで精力的に作品を発表し続けている
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