内容説明
エレベーターのRボタンを押し惑う飛降り自殺志願者。混み合うデパートの非常ベルを見つめる主婦。彼らの目前に、突然、“指”が現われた、まるでためらう気持ちにふんぎりをつけさせるかのように。そして、指はボタンを押す―。東京各地に指が出現する事件が続発。幻なのかトリックなのか?やがて指は大量殺人を目論みだした。不条理な恐怖があなたを襲う。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ワレモコウ
59
RIKO〜麻生〜花咲のシリーズも読んでしまい、柴田よしきさんのシリーズ物を読みたくて購入。なんだ?これは。ホラー?オカルト?ミステリー?少し思っていた感じと違うけど、なんとか読破。突然現れる「指」が、色々な事件事故を巻き起こす。次第にエスカレートしていき、「指」もどんどん増えていく。失業中のサラリーマン上村と、その後輩であり記者の旭、旭の知人の成合刑事。「指」の暴走を食い止めようと、3人は必死で戦う。ラストは理解できたようなできないような…。続編もあるみたいで、もう一冊は読んでみます。2020/10/30
ミカママ
55
期待が大きすぎたせいか、読み終わった今は拍子抜けな感じ否めません。結局なんだったの?オカルト?不倫もの?!ラストはちょっとぞくっとしましたけど、うーん、残念。2013/11/29
yu
33
Kindleにて読了。 右の人差し指が、襲ってくる。そんなホラー?小説。終わり方がイマイチな気がする。まぁ、シリーズだからなのかもしれないが、どうも中途半端な気が・・・。2015/10/12
そのぼん
32
様々な場所に謎の『指』が現れて・・・っていうお話でした。何故指なんだろう・・・。イマイチ設定についていけなかった感じがしました。残念。2013/12/02
coco夏ko10角
27
東京各地で「人差し指」が出現し事件を起こしていく、やがて…。柴田よしきさんってこういうのも書くんだ、という珍しさと「ゆび」一本でこんなにも色んなことが出来るのか、と。ホラーだから読むの迷ってたけど思ってたより楽しめた。終盤はちょっとあれだけど、まあこの手のホラーはまとめ方が難しいから…。2019/06/25