祥伝社新書<br> 超ディープな深海生物学

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祥伝社新書
超ディープな深海生物学

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  • サイズ 新書判/ページ数 236p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784396113971
  • NDC分類 481.74
  • Cコード C0245

内容説明

深海生物と聞いて、カラフルなクラゲや巨大イカを頭に浮かべる人は多いだろう。しかしそこは、ただ珍奇な生物が跋扈するだけの場所ではない。極限の環境のもと、種が生存をかけてせめぎ合う現場である。いまは恵まれた環境にいる人間という種が、地球滅亡の日まで生き残るとはかぎらない。深海生物は、なぜこんな悪条件を選んだのか。そのユニークな“生きざま”を知ることは、まさに生物の淘汰のカギを解くことでもあるのだ。本書は、二人の研究者が深海生物の生態を豊かに描き、「生物とは何か」を示唆してくれる。

目次

深海に生きるということ
ダイオウイカ―世界最大のイカ
カイコウオオソコエビ―世界にあふれるヨコエビ
センジュエビ―深海のエビ
ユメナマコとクマナマコ―泳ぐナマコ、歩くナマコ
クダクラゲ―赤い胃袋をもつクラゲ、発光するクラゲ
チョウチンアンコウ―大きなメスと小さなオス
ラブカ―深海のサメ
リュウグウノツカイ―人魚になった深海魚
シロウリガイとチューブワーム―化学合成生物群集
オオグチボヤ―深海の微笑み天使
クセノフィオフォラ―世界最大の単細胞生物
ウミユリ―植物のような動物

著者等紹介

長沼毅[ナガヌマタケシ]
1961年、三重県四日市市生まれ。ただし4歳から神奈川県大和市で育つ。専門分野は、深海生物学、微生物生態学、系統地理学。キャッチフレーズは「科学界のインディ・ジョーンズ」。海洋科学技術センター(JAMSTEC、現・海洋研究開発機構)勤務を経たのち、広島大学大学院生物圏科学研究科准教授。筑波大学大学院生物科学研究科修了・理学博士

倉持卓司[クラモチタカシ]
1973年、神奈川県横須賀市生まれ。葉山しおさい博物館学芸員。専門分野は、海洋生物学。横須賀市立横須賀高等学校卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

76
冒頭で著者の一人、長沼氏が「深海生物の真のおもしろさはその進化と生態の理解であると書かれていた。またそれをきちんと理解するためには、分類学の知識と古生物学の知識が必要とも書かれていた。内容は12の深海生物の生態を様々なデータや伝説などを加えて説明されていた。特にダイオウイカ、チョウチンアンコウ、ラブカが興味深く読めた。ダイオウイカよりまだ大きいのがいる、チョウチンアンコウが昔生きたまま捕らえた話、テレビでも話題になったラブカ等。そしてこの本でラブカというのは羅鱶という漢字を当てる事を知る。図書館本。2017/05/17

ホークス

24
学問的ウンチクがやや多いが、書名通りディープな話が読めるので、深海や生物に興味のある人は楽しめるだろう。イカとタコの墨の違いとその理由、「ラブカ=生きた化石」説が間違いである根拠、チョウチンアンコウ研究の歴史、クラゲやナマコが海だけで繁栄している理由、甲殻類と軟体動物の永き戦いなど、 大きな目で生物を捉え直した感じで「なるほど!」と膝を打った。古い日本語で「コ」は蠕虫を表し、ナマコは「生のコ」、このわたは「ナマコの内臓」、虫のカイコは「飼うコ」を示すという話も面白い。2017/10/07

テツ

22
地球上にありながらホモサピエンスの支配から逃れ隔絶されている深海の世界。そこには地上では想像も出来ないような構造を持つ生物がわんさかいる。進化も生態系も同じ星にいながら地上と暗く冷たい海中とでは全く異なるんだよな。日常生活を生きる上で役立つ知識は皆無だけれどとても楽しく読めました。2017/11/24

トムトム

12
なかなかディープで面白かった!わざわざ宇宙人を探さなくても、人間の常識が通じない生物は地球上にたくさんいる。宇宙を目指して挫折したインディジョーンズ長沼さんの面目躍如!2019/11/28

majiro

10
我が社は、まがりなりにも「ラブカ」を冠する社名をつけたわけであるからして、「ラブカ」についてはそれなりに調べておかないといけないのであった。さすが最近の本は、大人にも面白く書いてあるし、ためになった。生きた化石、という呼ばれ方をしているけれど、実は巧みに進化することで生き抜いてきたのだと、恥ずかしながら初めて知った。いよいよ、我が社も、ラブカを見習っていきたいと思うのでした。2015/12/23

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