少数言語をめぐる10の旅―フィールドワークの最前線から

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  • サイズ A5判/ページ数 297p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784385361451
  • NDC分類 802
  • Cコード C0080

内容説明

現代日本を代表する言語学者たちが少数言語のたいせつさ、おもしろさを、フィールドの回想をまじえながら、ときにユーモラスに、ときに感動的に説き語る。

目次

旅のはじめに 少数言語とその話者たちへのエール
第1の旅「アフリカ中央部」 無文字社会のことばと知恵―アフリカにおける文化の伝承
第2の旅「アラビア半島・北アフリカ」 アフロ・アジアの消えた文字と言語
第3の旅「中央アメリカ」 マヤ諸語の構造の変化
第4の旅「中国・新疆ウイグル自治区」 「エイヌ語」への縮まらない道のり
第5の旅「中国南部」 中国少数民族の生き方
第6の旅「台湾」 台湾原住民諸語調査こぼればなし
第7の旅「メラネシア」 言語のモザイク模様
第8の旅「インドネシア・西部ジャワ」 多層な文化を支える言語
第9の旅「オーストラリア」 原住民の言語・文化の維持と復活
第10の旅「サハリン」 ことばの永遠の命を願って―樺太アイヌ語の半世紀

著者等紹介

大角翠[オオスミミドリ]
1947年、東京生まれ。東京女子大学、東京大学大学院、パリ大学大学院、オーストラリア国立大学大学院に学ぶ。オーストラリア国立大学Ph.D.。現在、東京女子大学教授。同比較文化研究所副所長。専攻、言語学・オセアニア(とくにニューカレドニア)諸語研究
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感想・レビュー

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宙庭隼人

1
面白かったです。少数言語の保全に関わる人々の姿勢に感動しました。各言語の説明は、かなり難しかったですが。大言語の影響を受けて、これからも変化していく言語に興味がわきました。2014/11/17

susu

0
どの話も非常に興味深かったです。オーストロネシアの接頭辞は実に様々ない意味を表しているのがとくに面白かったです。マヤ諸語も能格構造であることは初めて知りました。2014/09/06

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