遊蕩都市―中世中国の神話・笑劇・風景

遊蕩都市―中世中国の神話・笑劇・風景

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  • サイズ A5判/ページ数 681p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784385357577
  • NDC分類 222.048
  • Cコード C0022

内容説明

爛熟の唐帝国、その優雅なる没落の歳月を鮮烈無類のイメージで描き、従来の唐帝国像を一新する。

目次

序章 武則天バロック残照
第1章 大周女性革命パロディ―青春末期
第2章 帝都長安の園林化―中年時代(1)
第3章 世界の完成と帝国水上博覧会―中年時代(2)
第4章 遊蕩都市の笑劇と祝祭―中年時代(3)
第5章 天宝ロココの内臓的コスモス―中年時代(4)
第6章 象徴の現前と神話の再現―更年期(1)
第7章 工芸品としての帝国―更年期(2)
第8章 牡丹の都の風俗誌―更年期(3)
第9章 廷臣官僚の良い趣味と生の気分―白居易たち
第10章 風景と読書人パーセプションの成立―王維と柳宗元
終章 再び干潟幻想のほうへ―老残期

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

∃.狂茶党

19
メインテーマではないのだろうが、このシリーズ、中国の食人文化がよくでてくる。 大部分は飢饉で致し方なくってことなんだろうけど、それに当てはまらないケースも色々。 記録を読む限り、食人はありふれたことだったように思えてくる。 興味深いのは、失墜した官司が処刑されたら、それが民衆によって食されること。何か呪術的なものが背景にあるのかもしれないが、現代的感覚からはどうにも理解しがたい。 中国の古い刑罰に、レンチェ凌遅刑ってのがあるけど、あれはつまり、食人が絡んでいたのかな。 2024/01/02

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