内容説明
みなさんは「塩」というと,しょっぱい味をつけるためのものと考えるでしょう。でも,それだけのものではありません。塩は,人間のからだにどうしても必要なものですし,現在のいろいろな工業製品をつくるのにもなくてはならないものなのです。この本には,日本人が塩を手に入れるため,どんな工夫を重ねてきたのか,また,塩がどのような使われかたをしているのか,わかりやすく書かれています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シモネッタ
4
塩は古代から貴重なものだった。ローマ帝国の時代では、兵士たちの給料は塩でも支払われていた。「兵士の塩」をラテン語でサラリウムといい、現代の給料をもらうサラリーマンの語源となる。2017/09/27
のん@絵本童話専門
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めちゃくちゃ面白かった!!塩の歴史は人間の歴史!農耕生活が始まってからは生きるために塩が必要となり、塩のあるところに文明が発達し、塩の取り方もさまざま工夫があった。産業革命にも塩が重要な役割を果たしており、世界で使っている塩の8割(今のパーセンテージはわからないが)は工業用なのである。『塩の物語』『科学のアルバム 塩』もあわせて読むととても詳しくなれる!2024/02/16