内容説明
この宇宙に、高度な文明を持った知的生命体、いわゆる「宇宙人」は存在するのか。人類永遠の謎は、いまやSFではなく現実の科学のテーマになった。それが、望遠鏡が受信する電磁波から宇宙人が発したと思われる信号を解析する「地球外知的生命探査」(SETI Search for Extra‐Terrestrial Intelligence)。「宇宙人はいるのか」という問いは、「私たちは特別な存在なのか」という人間存在そのものへの問いである。日本におけるSETIの第一人者が、その歴史的背景から最新動向まで、熱くわかりやすく語った待望の書。
目次
1 宇宙人、いると思いますか?(なぜ宇宙人を探すのか?;宇宙人は存在するのか? ほか)
2 宇宙人の正しい見つけ方(宇宙人をどうやって探すか?;電波SETIの歴史)
3 私が宇宙人を探す理由(レーザ光を使ったSETI;私が実施してきたSETI)
4 宇宙人から信号が来たら?(スーパー文明を探すには?;宇宙人はいつ見つかるか? ほか)
著者等紹介
鳴沢真也[ナルサワシンヤ]
兵庫県立大学西はりま天文台天文科学専門員。1965年長野県生まれ。福島大学卒業後、同大学院修了。宮城県立高校の理科教諭を経て、95年兵庫県立西はりま天文台(現在は同県立大学付属)に勤務。主任研究員を経て、2012年より現職。専門は天体物理学とSETI(地球外知的生命探査)。05年に日本で最初の光学SETIを開始した。09年に全国同時SETI「さざんか計画」、10年に世界合同SETI「トロジー計画」の各プロジェクトリーダーを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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