わたしの結び目

個数:
電子版価格
¥1,485
  • 電書あり

わたしの結び目

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年05月26日 10時05分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 231p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784344040663
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

自殺なんかじゃない。あの子を殺したのはわたしなんだよ。学校生活だけがすべてだったあの頃の青さと硬さが、痛い。気鋭の作家が描く「女の子同士の友情」。転校生の里香は、クラスで浮いていた彩名と仲良くなるが、徐々に彼女の束縛がエスカレートする。彩名の親友が事故死したことを知った里香が死の真相を探るうち、「あの子を殺したのはわたしなんだ」と彩名に告白される。それを境に、持ち物がなくなったり、机に花瓶が置かれたり、不穏な出来事が里香に続く。「あの子の時と同じだ」と噂するクラスメイトたち。なぜ彩名は里香を追い詰めるのだろうか――。

内容説明

転校生の里香は、クラスで浮いていた彩名と仲良くなるが、徐々に彼女の束縛がエスカレートする。彩名の親友が事故死したことを知った里香が死の詳細を探るうち、「あの子を殺したのはわたしなんだ」と彩名に告白される。それを境に、里香の持ち物がなくなったり、机に花瓶が置かれたり、不穏な出来事が続く。「あの子の時と同じだ」と噂するクラスメイト達。なぜ彩名は里香を追い詰めるのだろうか―。

著者等紹介

真下みこと[マシタミコト]
1997年生まれ。早稲田大学大学院修了。2019年『#柚莉愛とかくれんぼ』で第61回メフィスト賞を受賞。2020年同作でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

itica

81
中2で転校してきた里香。クラスカースト、グループ分けを把握するのは大事だ。何とか親しい友達もできた。しかし私は、ある女子が気持ち悪くて仕方なかった。親や教師にも怒りを覚えたし、イラつきもした。精神的にかなり疲れる。現役の学生さんたちはこれを読んでどう思うのだろう。共感する登場人物はいるのだろうか。 2023/04/16

えみ

76
何気ない日常の「結ぶ」という行為。当たり前に毎日結ぶ制服のリボン。そこに何よりも深い意味を持っている一人の少女がいた。家庭という閉ざされた迷宮と、学校という狭い王国の中で生きる彼女たちの罪とはなんだ。学生時代の独特の友人関係、笑っていても孤独を感じ、平然と悪気もなく歪む。一人は嫌だが一人に安らぐ矛盾だらけの日常に上手く溶け込めなかった彼女の罪。友情とは何なのだろう。対等であり続けるはずの友人関係は結ぶことで強く繋がり、ある日解ける。再び結んでもそれは決して同じ結び目ではない。何故?本人が一番困惑している。2023/05/10

ででんでん

71
真下さんらしい怖さだった。親子関係は、友達関係や、いろんな人間関係にこんなにも影響するものなのかと愕然とする。初めて結ぶ、人との関係となるのだから当然かもしれないけれど。人は一生、自分を受け入れてもらっているという確信を得たくて生きているのかもしれないな。2023/05/27

70
クラスのみんなから無視されるのがどういうことなのか、きっとあなたにはわからない。プロローグの一行目から私はグイッと物語に引き込まれてしまった。何だかんだと真下みこと氏の小説はこの本で三冊目になる。簡単に言えば今回は中学生女子の友情に焦点をあてた作品だ。とは言うものの、中身はそんなに単純なものではないのが、真下みこと氏。人を信じ続けるというのは思う程簡単なことではない。それでも里香は彩名を信じ続けた。読んでいる最中はずっと彩名ヤベーと思っていたけれど、ラストは心地よい気持ちになれました。2023/07/17

tenori

64
せつないなぁ。誰もが上手に友達を作れるわけじゃない。『私たち、親友だよね』たくさんの友達はいらない。たった一人の親友がいれば。その純粋すぎる想いが生んでしまった歪な偏愛と独占欲。起きてしまった残酷すぎる結末。その本当の理由を秘めて自分を責めながら、でも同じようなことを繰り返してしまう少女の葛藤。誰かを信じることはリスクがあるけれど、『私は信じているから』と言ってもらえることが一歩踏み出せる勇気になる。女子中学生のアンバランスな心象を描いた作品。2023/08/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20952631
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品