内容説明
私達は、いかにしておばあさんになるか。おばあさんが持つ力とは、何なのか。偉大なるおばあさん達に学ぶ。全ての女性必読の書。
目次
大おばあさん時代を迎えて
三人の祖母
綾子の青春
がばいばあちゃん
料理系おばあさん
三婆
捨てられるおばあさん
いじわるばあさん
やめないおばあさん
美人だったおばあさん
庭系おばあさん
書くおばあさん
かしずかれるおばあさん
生活系おばあさん
旅をするおばあさん
たたかうおばあさん
アートのおばあさん
綾子・ふたたび
著者等紹介
酒井順子[サカイジュンコ]
1966年東京都生まれ。エッセイスト。立教大学卒業後、広告代理店勤務を経て、執筆業に専念。2004年、ベストセラーとなった『負け犬の遠吠え』で講談社エッセイ賞、婦人公論文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けぴ
51
酒井順子さんの母方の祖母である綾子さんの話から始まり、各界の有名なおばあさんを紹介する一冊。いつもと比べると毒は控えめで、優しい気持ちになる本でした。女性の平均寿命を考えると高齢者はおじいさんと比べておばあさんが沢山いるという当たり前のことに改めて気づきます。少子高齢化でますますおばあさんが増える今後の日本はどうなるのでしょうね〜2022/03/31
美登利
22
酒井さんにしては、珍しくソフトな印象の内容です。同年代や年下には割とこき下ろす言い方が小気味よい酒井さんなのですが。これは、やはりおばあさんたちに対して尊敬の念があるからでしょうね。ご自身のおばあ様も大変立派な方ですし、酒井さんも目指してほしいですね。もちろん同じ世代の私も頑張らねば!2013/05/11
ヒヨドリスキ
15
高齢化社会、自分はどんなおばあさんになっていくのか。色んなジャンルから考察した1冊。瀬戸内寂聴や森光子、兼高かおる、ターシャ・テューダーなどのカリスマが並ぶ中、酒井さんの祖母の話も好かったな。祖父との結婚や子育てなどから感じた酒井さんの想い、後書きで書かれたその後の話。私は小学生で祖母を亡くしたので大人になっても祖母が居る人はちょっと羨ましい。自分はどんなおばあさんになるか、可愛くよりもしぶとい「いじわるばあさん」を目指したいなぁ。2024/02/05
カタコッタ
14
これからずっと死ぬまでおばあさんとして生きていかねばならない。物語や映画ではおばあさん好きなのに、おばあさんとしての私がいまいちピンとこない。久しぶりに酒井順子さんを読むタイミングはピンときてますが。2021/05/18
れんこ
12
私はどんなおばあさんになるのかなぁ。。。かしずかれるおばあさんにあこがれるけど、とりあえずは一人でも美味しいものを食べて、ぐっすり眠れて、楽しく人付き合いが出来るおばあさん目指そうっと(^.^)2014/09/01