ME教科書シリーズ
生体信号処理の基礎

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  • サイズ B5判/ページ数 203p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784339071320
  • NDC分類 491.3
  • Cコード C3347

出版社内容情報

《内容》 生体信号は,医療現場において患者の状態を知り,適切な治療を施すのに欠かせない。本書では,信号処理の基本となる信号理論を関数解析や定常確率過程論より,理工系以外の学生にとっても理解しやすいように記述した。

内容説明

本書は、MEテキストとして書かれたものであるが、理工系の他の分野の学生にとっても役に立つことをモットーとした。信号処理、とくにスペクトル解析を主体とした信号処理はかなり完成されており、また、パーソナルコンピュータ(パソコン)の普及に伴って、パソコン上での処理を念頭においた信号処理のレシピやソフトウェアが多く出回っている。このような中で、本書では、信号処理の基本になる信号理論をわかりやすく展開し、なぜ信号処理をするかということが理解できるように心掛けた。信号理論の歴史は古く、それは関数解析や定常確率過程論の枠組みで研究されてきた。本書もその線での信号理論の解説になっている。したがって、最近、生体信号についてダイナミカルシステム理論との関係やカオスやフラクタルとの関連で研究され始めているが、それについては述べていない。代わりに時間‐周波数解析などをウェーブレットとの関係で考察する章を設けた。

目次

1 序章
2 フーリエ級数とフーリエ変換
3 定常不規則信号
4 線形システムと周波数伝達関数
5 信号の離散化と離散信号
6 離散システム
7 スペクトル推定
8 フィルタ
9 点過程
10 時間‐周波数解析

著者等紹介

佐藤俊輔[サトウシュンスケ]
1963年東京大学工学部応用物理学科卒業。1968年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了(応用物理学専攻)。工学博士。1968年東京医科歯科大学助手。1970年大阪大学講師。1971年大阪大学助教授。1988年大阪大学教授、現在に至る

吉川昭[キッカワショウ]
1967年早稲田大学第一理工学部電気通信学科卒業。1973年早稲田大学大学院理工学研究科博士課程修了(電気工学専攻)。工学博士。1973年東京女子医科大学助手。1988年東邦大学助教授。1989年東邦大学教授。1993年近畿大学教授、現在に至る

木竜徹[キリュウトオル]
1975年新潟大学工学部電子工学科卒業。1977年新潟大学大学院工学研究科電子工学専攻修了。1977年新潟大学助手。1985年工学博士。1986年新潟大学助教授。1994年新潟大学教授、現在に至る
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