内容説明
本書は理工系の読者を対象とし、基礎物理学の分野において実際に結びつきやすい身近な事例を数多く取り上げ、それに関連したプログラムを作成することにより、理工系の基本概念がどのようにしてプログラミングと結びつけられ、実現されていくかを説明する。また、データ処理では、特にバーチャル実験システムを構築し、読者に「体験」させながら、各自で「実験した」データを自分の手で処理させる。本書ではプログラミングとデータ処理そのものを勉強するだけでなく、それを武器としてどうやって自分の勉強と研究にクリエイティブに取り込んでいくかに重点をおいている。すでに見知っている基礎物理学を復習しながら、まったく新しい概念であるプログラミングとデータ処理の基礎と手法を身につけることができるであろう。
目次
1 ソフトウェアエンジニアリングの基本事項(ソフトウェアエンジニアリングとは;プログラミングとは ほか)
2 基礎力学のプログラミング(運動学;質点の力学 ほか)
3 データ処理のアルゴリズム(データ処理とは;平均の求め方 ほか)
4 バーチャル実験(重力加速度測定;抵抗測定 ほか)
付録 (C言語の基本ルール;GCCのオプション ほか)
著者等紹介
〓錦華[シャキンカ]
1993年東京工業大学大学院理工学研究科博士後期課程修了。博士(工学)。1993年東京工科大学講師。2001年東京工科大学助教授、現在に至る
橋本洋志[ハシモトヒロシ]
1988年早稲田大学大学院理工学研究科博士課程単位取得退学。1988年早稲田大学助手。1990年工学博士。1990年東京工科大学講師。1994年東京工科大学助教授、現在に至る
天野直紀[アマノナオキ]
1999年東京工科大学大学院工学研究科システム電子工学専攻博士課程単位取得退学。1999年東京工科大学助手。2001年博士(工学)。2003年東京工科大学講師、現在に至る
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