目次
1 子どものもつ無限の可能性(子どもたちの持っている素晴しい力、そして授業;教育ということ ほか)
2 教えるということ(私の実習記;教えるということ;子どもの授業論;子どもが変わるということ)
3 教師の仕事(学校教育を考え直す;再説・授業の成立をめぐって ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
TaE
2
林竹二の授業実践。子どもの言葉をきびしく吟味することで、子どもたちは一生懸命考えるようになる。答えを覚える勉強ではなく、徹底的に考える勉強の仕方。今の学校教育では可能なのか。文章については、他で発表された論文の寄せ集めのために繰り返しや重複が非常に多いのが気になる。最終節「再説・授業の成立をめぐって」のみでも充分。2010/08/15
Fu
0
ー授業とは、自分の考え知識を徹底的に吟味にかける場である。生徒と先生が1つになって徹底的に吟味された問題はもはや生徒にとって借り物の知識ではない。見せかけの知識(ドクサ)やどこかから取ってきて中身も分からずに口にしているような知識は全て徹底的に吟味をすれば維持するに耐えるものではないということを知る、それを助けることこそが教師の仕事だと。今まで教わって来たCRITICAL THINKINGと通じるものも多いけど、林竹二の言葉は人間の成長ということを深く洞察し、もっと体系的に思考のプロセスが人の成長とどうか2013/03/12