内容説明
心を閉ざしていた勇一は、お父さんの親友で山に住む賢おじさんの家に行くことになる。山の家の家族、山の学校のみんな、そして山の自然が勇一をあたたかく迎え入れてくれた。そんなすばらしい環境の中で、賢おじさんから多くのことを学び、心も体も強く大きく育っていった勇一だったが…。
著者等紹介
村上淳子[ムラカミジュンコ]
元・静岡市立南中学校校長、元・常葉学園大学助教授、元・静岡文化芸術大学講師。第28回学校図書館賞・第32回中日教育賞受賞
下平けーすけ[シモヒラケースケ]
児童書を中心にイラストレーターとして活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
杏子
13
第64回西日本読書感想画指定図書高学年向け。小3の時の怪我が元で足が悪くなって段々クラスにとけ込めなくなってしまった5年生の勇一。お父さんの親友、賢おじさんの家に住んで山の学校に転校したことで勇一は強くなっていく。いろいろなことを自分で考え、実行できるようになった…これぞ、本当の意味でのアクティブラーニングが!?読後感もさわやか。2020/06/09
HNYYS
2
図書館本。大学の恩師が書いた本。自然の偉大さを直に感じながら、人間(自分自身)を見つめる姿が、小学生らしくない感じはしました。しかし、この主人公は本当に環境に恵まれていたから、成長できたことも確か。自分も他者を温かく見守る環境を作っていきたい。2020/01/23
ししょこ
1
説明口調すぎるわ、誰目線かわからないわ、筋がめちゃくちゃだわ、さいごが唐突すぎるわ、最悪すぎて逆に笑えました。さすが、さくしゃが元校長なだけある。教育者こそ子どものことをなにもわかってませんね。2020/06/13
ゆき
0
2020年の西日本読書感想画・長崎県読書感想文の課題図書。2つに選ばれるだけあってとても読みやすい、爽やかな読後感の1冊。5年生の主人公がクラスの仲間外れがきっかけで不登校になり、山の学校へ転校してからの心の成長を描いてあります。よくある話といえばそうですが、山の大自然を感じながら田舎の人々との温かい交流は読んでいて羨ましくなるほど。少人数だからこそできるアクティブラーニングも。 主人公が結構優秀な子なので、勉強への熱意とかそんな思いを理解できるレベルの子が読むとハマるかな。2020/05/20