差し出し方の教室

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差し出し方の教室

  • 幅 允孝【著】
  • 価格 ¥3,190(本体¥2,900)
  • 弘文堂(2023/01発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 336p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784335551802
  • NDC分類 361.45
  • Cコード C1095

出版社内容情報

あなたの想い、届いていますか? その距離を越えるのは一匙(さじ)の慮(おもんぱか)り。

 「人が本の場所に来ない時代」に「人がいる場所へ本を持っていく」仕事を積み重ねてきたブックディレクターが、選書以上に大切にしてきたこと――それは選んだ本をどう差し出すのかということ。そして、これまでに重ねてきた仕事から、同じ「もの」や「こと」でも差し出し方によって、相手への伝わり方が変わるということに気がつきました。
 小売店舗で売られる商品も、ダンスフロアに流れる音楽も、観光地の名産品も、自らが愛してやまない「それ」を確かにそこにいる小さな一個人に向けて、「らしく」伝える方法に頭を悩ませる人は多いはず。コロナ禍で遠のいた人との距離にますますその想いを深めているのではないでしょうか? そこで、各界の差し出し手の元を訪ね、距離を越えて届けるためのヒントを探りました。さらに、これまでに著者が手掛けてきた仕事を振り返りながら、様々な場所での多様な本の差し出し方も紹介しています。

内容説明

あなたの想い、届いていますか?その距離を越えるのは一匙の慮り。「この一冊を読んでほしい」「この一皿を食べてほしい」「この一曲を聞いてほしい」「この街に来てほしい」「この一幅を見てほしい」…届かないのは距離のせいじゃない。人が本の場所に来ない時代、人がいる場所に本を持っていくブックディレクターが各界の「差し出し手」に聞いた、「好き」を「らしく」伝える方法とは。

目次

第1部 様々な「差し出し手」に会いに行く(博物館での差し出し方―東京国立博物館学芸企画部上席研究員・木下史青さんの場合;動物園での差し出し方―日本パンダ保護協会会長・土居利光さんの場合;デジタル・コミュニケーションにおける情報の差し出し方―(株)アブストラクトエンジン代表取締役・齋藤精一さんの場合
ワインバーでも差し出し方について聞いてみました―「HIBANA」サービスマン・永島農さんの場合)
第2部 BACHの仕事から見る差し出し方の多様(ブックディレクションとは何ですか?;温泉町での本の差し出し方―NPO法人本と温泉;病院における本の差し出し方―さやのもとクリニック;子どもたちへの本の差し出し方―丘の上保育園)

著者等紹介

幅允孝[ハバヨシタカ]
有限会社BACH(バッハ)代表。ブックディレクター。人と本の距離を縮めるため、公共図書館や病院、学校、ホテル、オフィスなど様々な場所でライブラリーの制作をしている。安藤忠雄氏が設計・建築し、市に寄贈した子どものための図書文化施設「こども本の森 中之島」では、クリエイティブ・ディレクションを担当。最近の仕事として「早稲田大学 国際文学館(村上春樹ライブラリー)」での選書・配架、札幌市図書・情報館の立ち上げや、神奈川県立図書館の再整備、ロンドン・サンパウロ・ロサンゼルスのJAPAN HOUSEなど(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

42
人が本の場所に来ない時代に人がいる場所へ本を持っていく仕事を積み重ねてきたブックディレクターが、各界の差し出し手の元を訪ね、距離を越えて届けるためのヒントを探る一冊。博物館や動物園、WEB世界やワインバーなどの異業種の見せ方、伝え方なども取材しながら、城崎温泉と万城目学さんの本の関係、病院や子供相手の本の差し出し方など、コロナ禍でさらに遠のいた人との距離感の中でどう本を届けるのか、相手に向き合ったその真摯な取り組みや試行錯誤には、様々なヒントやはっとさせられるこような発見があったなかなか面白い一冊ですね。2023/02/09

15
何年ぶりかに本を開いてもらう。そして、たまには読書もいいな、と思ってもらう。その瞬間のため、あらゆる可能性を想定し、思考し、伝える。コミュニケーションの量と質を、ここまで上げなければならないのだと圧倒されました。かくいう自分は、まだ自身の差し出し方も、世界観の見せ方も、全く分かっていない。その現実に打ちのめされた。"自分が誰かに何かを伝えたいと思ったら、その誰かの愛する世界を学ぼうと思う姿勢が欠かせません。"(P.184)2023/10/01

akarick777

9
ブックディレクター幅さんが手がける、本のあるスペースは、どれもとても魅力的。その幅さんが、どんなことを考えて場所づくりをしているのかがよくわかる本。好きなものを発信していく時代だからこそ、どう差し出すかってとても大事。2023/03/31

鳩羽

7
人と本の出会いを創出するブックディレクターである著者と、博物館、動物園、ワインバーなどで展示物やサービスを差し出す立場の人たちが、差し出すことについて対話する。後半は温泉街、病院、保育園での本の差し出し方について。差し出すものも対象となる人達も様々だが、「差し出す」という言葉から感じられるように、他者の気持ちや仕事の存在を感じとるとき、受け手もただ受動的ではいられなくなるものなのかもしれないと思った。環境の整備、情報の精査や速度、など。遅効性の効果を信じられることが、自発的な行動を促してくれる。2023/05/06

にたいも

5
ブックディレクターの幅さんによる、差し出し方の対話とその考察。差し出し方について思い巡らす日々の原点に立ち戻って、工夫していく力をもらった。人からライトノベルをオススメされて積読したままタイトルに未だおののいている自分に反省。「見えない大勢に向かってではなく、確かにそこにいる小さな一個人に向けて、僕らは自分の伝えたいものをどう差し出すべきか?どうしたら、「それ」は届くのか?」周辺的関心におけるセレンディピティの誘発の話も興味深い。本が面白いのは、どんどんいろんなことに繋がっていくからかもしれない。2023/05/19

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