内容説明
日本文明は“おまじない”でできている。
目次
序章 セント・ポール大聖堂を仰ぐ―イギリス人の国づくり
1 旬を食べる―「コメ」と日本人
2 ハレを着る―「絹」と日本人
3 神々と住む―「床」と日本人
4 ものを活かす―「縄」と日本人
5 言霊が咲き合う―「歌」と日本人
6 心を移す―「舟」と日本人
終章 山を拝む―日本人の国づくり
著者等紹介
上田篤[ウエダアツシ]
京都精華大学名誉教授
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感想・レビュー
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takao
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歴史・文学系とは異なる神話解釈がおもしろい。(箸墓伝説は大和湖が活断層で消えた話だ)2016/10/23
渓流
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建築には思想がいるらしい、理系の建築学と文系の社会科学分けても文化人類学に研究対象を広げている学者は多い。その中の一人井上章一が書く物は面白いが、この著者のものはトピック-日本のおかずと料理の違い-に面白いものはあっても、個々の論にあまり深みが感じられない。博識ではあると思うし、表現も簡潔で分かりやすいが、私には井上の重層的な論がありがたみを感じさせてくれる。釣友のお気に入りの著者だが、私には井上の本の方が脳みそに励起を起こす。2011/10/07
kiriya shinichiro
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読み物としては面白いんだけど……大学の先生なんだから参考文献ぐらい最後につけて欲しいな……。なるほとど思えるところもあるんだけど、ちょっと眉に唾つけて読む感じ。あと一番いけないのは、このタイトル。この本は『イギリスに滞在して改めて振り返ってみた日本という国』です。最後はイギリスもどっかいっちゃってるけどね。2020/02/26