内容説明
記憶を一部喪失した雨村槇介は、自分が死亡事故を起こした過去を知らされる。なぜ、そんな重要なことを忘れてしまったのだろう。事故の状況を調べる慎介だが、以前の自分が何を考えて行動していたのか、思い出せない。しかも、関係者が徐々に怪しい動きを見せ始める…。
著者等紹介
東野圭吾[ヒガシノケイゴ]
1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学工学部電気工学科卒。1985年、『放課後』で第三十一回江戸川乱歩賞を受賞してデビュー。以後、意欲的に作風を拡げ、幅広い層の読者の人気を集める。1999年、『秘密』で第五十二回日本推理作家協会賞、2006年、『容疑者Xの献身』で第百三十四回直木賞と第六回本格ミステリ大賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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takaC
175
chapter 20 台後半までが、あまりドラマティックでない点で不満。登場人物の誰一人として善人でないというのも気持ち悪い。ただし、それが故にこのトリック(?)が有効なのだろうけれど。後、瑠璃子がなぜ慎介の子孫を残したがったのかもすっきりとしない。とにかく終盤の無理やりな辻褄合わせがあからさまで萎えた。交通事故真実の薀蓄が述べたくて余計な事をだらだらと書いただけとも取れるし。駄作。2009/04/20
テンちゃん
171
雨村慎介(⊙.⊙)死亡事故⇨岸本美菜絵の死!ヾ(。`Д´。)怒り!Σ(OωO )殺意!=͟͟͞͞(๑º ロ º๑)記憶の喪失!⇨玲二の自殺!(><。)夫妻の不幸!⇨徐々に思い出す記憶!o(>_<)o過去の真相!⇨『死ぬ間際の目❢』(இoஇ; )『美菜子にそっくりなマネキン』(;゚;ё;゚;`) !!『取り憑かれるミドリ』⇨『ダイイング・アイ』ヾ(。`Д´。)『支配❢』なかなかの作品☆o(>_<)o4.22016/07/03
こうじ
111
⭐️⭐️⭐️⭐️4/5 面白かった^_^東野圭吾さんには珍しい官能小説っぽく、興奮してしまった^_^;でも、被害者の怨念なのか催眠術なのか怖いですね。罪を犯したら素直に警察にだね^_^;2015/08/18
takaC
92
読了本の書き出し文データベース作ろうかなと思って開いたのだけど、結局『真夏の方程式』とパラ読みになり、結局先に最後まで読み切ってしまった。パラ読みの玻璃ヶ浦事件と比べるとなおさら本作の異色さが際立つ。ちなみに書き出しは、→~首筋に小さな水滴が一つ落ちたと思ったら、瞬く間に小雨に変わった。~2015/08/13
PSV
76
オカルト?直木賞取ったからって、何年も前に書かれてお蔵入りした作品を引っ張りだしてくるなんて、如何なものか。実際、お蔵入りなのかどうかはわからないけど、多分東野圭吾の名前が入っていなかったら手に取らなかったであろう作品。交通事故の描写とかは真に迫ってたけど。 ★★☆☆☆2012/05/31