出版社内容情報
覚醒剤密輸現場で逮捕された暴力団員の雨夜。彼はある殺人事件の犯人を教えるという闇の司法取引で不起訴を要求してくる。
内容説明
覚醒剤密輸現場で逮捕された暴力団員・雨夜。“いい刑事”にしか話さないと黙秘していたが、警視庁捜査一課の見栄っ張りな刑事・滝田に会ったとたん、自供を始める。そして雨夜は、覚醒剤密輸で逃亡した人間に加え、品川で起こった暴力団幹部殺害の犯人を教えるという闇の“司法取引”で不起訴にしろと持ちかけてきた。彼が明かした殺人犯に戸惑う滝田。しかし、それは迷走する捜査の始まりに過ぎなかった…。
著者等紹介
石川智健[イシカワトモタケ]
1985年、神奈川県生まれ。25歳のときに書いた『グレイメン』で2011年に国際的小説アワード「ゴールデン・エレファント賞」第2回大賞を受賞。’12年に同作品が日米韓で刊行となり、作家デビューを果たす。現在は医療系企業に勤めながら、執筆活動に励む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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