出版社内容情報
2022年2月「浅見光彦登場40周年」を記念し、内田康夫が残した名探偵・浅見光彦の短編作品、すべてを収録した作品集。
内容説明
帽子、ソアラ、居候、旅、好奇心、そして透明な正義感―名探偵を愛した、すべてのひとへ。単行本初収録短編を含む、浅見光彦6つの名推理。
著者等紹介
内田康夫[ウチダヤスオ]
1934年、東京都北区生まれ。コピーライター、テレビCM制作会社経営を経て、1980年に『死者の木霊』でデビュー。1982年から作家専業となる。旅情ミステリー作家の代表的人物として知られ、代表作である「浅見光彦シリーズ」はドラマ・映画・漫画化され多くの読者から支持を得ている。2008年、「第11回日本ミステリー文学大賞」を受賞。2018年3月13日、死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hnzwd
22
浅見光彦物の短編集。本格、、では無いとは思いますが、旅情感の無い浅見光彦もこれはこれで。ちょっと昔の設定が多いかも。『逃げろ光彦』の井上薫なんて、もっと人気出ても良いキャラなのに。2022/11/02
anne@灯れ松明の火
22
新着チェックで予約。ひところ、読みまくった内田さん、光彦さん。懐かしい。多分、全部既読のはずだけど(笑)記憶力が減退しているので、大丈夫だった。細かいところまでよく見ていて、独特な発想をする光彦。時々、何でわかったの?というところもあるけれどね。2022/04/06
ふう
15
全短編が計6編という少なさと時代を感じる表現の多さに、軽井沢のセンセが長い間長編で頑張ってこられたのがわかる一冊。本当に純粋に、私はどうしてあまり面白いと思えないんだろうと考えながら読んでいたが結局答えは出ず。盛り上がりに欠けることや合理的な推理や謎解きの部分が少なく、事件の決着もあっけないほど簡単に描かれていることに関係してるのかな(これは短編だからか?)。想像より「浅見さんもお人が悪い」的なのがなく、ほとんどその前に警察がべらべら喋ってる印象。目撃者とかただの関係者にこんなに情報漏らしていいのか笑2022/04/06
まいさん
13
浅見光彦シリーズの短編集。6編の内3編は「鏡」が題材。ドラマは見ていたけれど小説は未読のまま、いつか読もうと思っていた。短編は面白く読めた。作品数は長編が圧倒的に多いとのことだし、せっかくなので長編も読んでみようと思う。2022/08/01
らなん
13
2022年。1980年代の頃からの浅見さん短編集。読みやすかった。王道の、探偵による推理劇場という感じでした。2022/05/21