出版社内容情報
ある冤罪事件の謎を退職した刑事と孫たちがまったく新しい捜査方法で真相に迫る。骨太社会派エンタメミステリー、堂々誕生!
内容説明
30年前に起きた『北蓑辺郡連続幼女殺人事件』。逮捕された亀井戸健、伊与淳一は、死刑判決を受け収監されているが、亀井戸が喉頭癌のため獄死した。当時栃木県警捜査一課にいた星野誠司は、この事件には真犯人がいるのではとずっと思ってきた。刑事を引退した今、事件を調べ直したいと思った星野は、世論を動かすことが必要であると認識し、孫である大学生の旭とその友人・哲に協力を仰ぐ。“星野班”はSNSや動画投稿サイトを使い、“冤罪事件の真相解明をリアルタイムで見せる”という形で拡散することに成功。新たな証拠・証言を見つけ発信していくうち、「虎」と名乗る男から真犯人しか知り得ない情報を含んだ小包が届く―
著者等紹介
櫛木理宇[クシキリウ]
新潟県生まれ。2012年「ホーンテッド・キャンパス」で第19回日本ホラー小説大賞読者賞、「赤と白」で第25回小説すばる新人賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。