光文社文庫<br> 上杉三郎景虎

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光文社文庫
上杉三郎景虎

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  • サイズ 文庫判/ページ数 746p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784334738525
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

小田原城主・北条氏康の八男として誕生した西堂丸(景虎)は、側室の子故に茨の道を歩む。喝食僧から還俗後、甲斐・武田家の養子となるが同盟破棄で帰還。その後、大叔父・幻庵の入婿となったが、今度は上杉謙信の養子に決まり越後へ。やがて謙信が没し、景虎は景勝と後継の座を争うが…。三国一の美将と謳われた景虎の儚く、哀しい生涯を綴る、長編時代力作。

著者等紹介

近衛龍春[コノエタツハル]
1964年埼玉県生まれ。大学卒業後、暫しオートバイレースに没頭。通信会社勤務を経てフリーライターに。『時空の覇王』(KKベストセラーズ)でデビュー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ryuji

5
★★★★☆とてもボリュームのある本です(近衛龍春さんの本はとにかく分厚い本が多い)。主人公は北条氏康・七男の上杉三郎景虎。俗に歴史は勝者のものと言われるが、この本は敗者からみた歴史である。戦国期の東日本の雄である北条・武田・今川・上杉それぞれの戦略の中で翻弄され続ける三郎景虎、まさに悲運の武将であったと思う。またこれまでは三郎景虎を含め氏康の子供達(氏政以下)は一致結束していたと思っていたがイメージが変わった。三郎景虎が武田に人質に行ったのが史実であれば、この人は氏康・信玄・謙信の三人と関わった稀有の人。2013/10/27

ギズモ。

4
景虎の波乱万丈の人生を書いた長編作。 登場人物の読み方が難しくて読み進めるのに苦労した。読めるものに振り仮名があって読めないものに仮名がないなんて!!調べるのも面倒くさかったからそのままにしておいたwww2011/01/01

ruril

3
とても読み応えがあって面白かった。 私がこの本を読んだ目的、満足度は果たされたので、そういう意味では良い作品だったと思う。 しかしこれを、人名をタイトルにした小説、として考えると、これでよかったの? という疑問も残る。とにかく主人公の三郎景虎が、どうしようもない人物なのだ。 側室の子とないがしろにされ、疎まれ、大人の都合により、様々な場所にたらい回しにされ、流されるままになるしかなかった幼い頃の境遇は仕方ない。しかしそこは小説。今までなすすべなく、自分では何も決めず、憤れども動かず、周りをうかがい、ただ言2013/02/16

ヒト

3
あとがきにあった「一部の熱狂的なファン」…うん、自分もその一人だ(笑)でないと本屋でもこのタイトルは目に飛び込んでこなかったと思うよ。2011/06/05

らいおねる

2
分厚い長編物。人物モノとして初めて上杉景虎を見かけたので購入。知識は謙信の後継者争いで景勝に負けた北条家(氏康)の息子としかなかったのですがここまで詳しく書かれてるとは思ってなかったので望外の喜びでした。歴史的資料少ない中、つなぎ合わせて推察して選んで、後書きにはその説を選んだ理由も書かれており、大満足でした。人物ものに多い【下駄を履かせた評価】でなく、弱い所、悪い所も書かれてるのも好感。読み応えある一冊でした。2020/04/27

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