光文社新書<br> 食い逃げされてもバイトは雇うな―禁じられた数字〈上〉

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光文社新書
食い逃げされてもバイトは雇うな―禁じられた数字〈上〉

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  • サイズ 新書判/ページ数 219p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334034009
  • NDC分類 336.9
  • Cコード C0263

出版社内容情報

●あの牛丼屋に食券機がない理由
●『ゲド戦記』がすごい「本当の」理由
●経営者がキリのいい数字を目標にする理由
●1グラムなのに「タウリン1000ミリグラム」の理由
●節約しているのにお金が残らない理由
●「9割が泣いた」というコピーに惹かれる理由
●客のいない古本屋が潰れない理由
●「0円」広告が多い理由
●大阪がいつまでも東京に勝てない理由
●株の法則がデタラメな理由

内容説明

「数字が嫌い」「数字が苦手」「数字なんて見たくもない」そんな人でも正しい訓練をすれば、数字は誰でもうまくなる。数字がうまくなれば、インパクトや説得力のある文章が書けるようになるだけではなく、ビジネスにも強くなります。1時間で読めて一生効果がつづく「数字&会計の入門書」。

目次

イントロダクション 「Web2.0」『ゲド戦記』がすごい本当の理由―数字のルールはたったの4つ
第1章 今日は渋谷で6時53分―数字がうまくなるための技法
第2章 タウリン1000ミリグラムは1グラム―ビジネスの数字がうまくなる
第3章 食い逃げされてもバイトは雇うな―会計の数字がうまくなる
第4章 決算書の見方はトランプと同じ―決算書の数字がうまくなる

著者等紹介

山田真哉[ヤマダシンヤ]
公認会計士。1976年兵庫県神戸市生まれ。兵庫県立神戸高校、大阪大学文学部史学科卒業。24歳のとき、公認会計士二次試験に合格。26歳のとき、170万円をかけて自費でブックファンドを使って出版した会計ミステリー小説『女子大生会計士の事件簿』(英治出版)が大ヒット。27歳で中央青山監査法人(当時)を退所し独立。28歳でミリオンセラー『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』(光文社新書)を出版。2005年度の書店新風賞を受賞し、流行語大賞の候補に。公式サイト「山田真哉工房」(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Miyoshi Hirotaka

85
会計で用いられる数字は記号というよりは言葉。ざっくりした数字は理解しやすい。しかも、数字は千両役者。経営者が切りのいい数字を目標に掲げるのはこのためだ。但し、過ぎたるは猶及ばざるが如し。演出も良識の範囲内に留めるべき。例えば、南京事件で30万人が虐殺されたと主張した習近平総書記。人口10~20万人の街で30万人は殺せない。しかも、当時の日本軍の歩兵銃は装填数5発のボルトアクション式。独り歩きした数字を冷静に分析し、感情を排除して見ることが極めて大事。なぜなら会計は感情ではなく勘定で判断するものだからだ。2014/04/07

月讀命

85
全力で走って逃げる客と「食い逃げだあ!」と言って追掛ける店員・・・そんな光景は見た事がありません。そーっと何気なく店から出ていけば成功するのかもしれませんが犯罪ですね。会計学と云うと、貸借対照表に損益計算書、損益分岐点等の専門用語が真っ先に頭に浮かび、数字が頻繁に出てくる難しい学問と云う印象が先に立ち、人生に於いて敬遠して仕舞い価値な分野である。しかし、会計は人生に於いてとても役立つ学問であり、身近な所から会計に慣れていこうと云う趣旨で書かれており、会計音痴にも解かり易く説明してくれる良い本だと思います。2010/09/10

mitei

73
数字の読み方一つで悪用することもできるし、インパクトを大きくすることも出来ることを記した本。著者の本は相変わらずよくわかりやすい。2010/09/08

優希

67
数字が人に与える影響力をわかりやすくまとめていました。数字をどう演出するかで消費者の捉え方も異なるのが面白いところです。会計で用いられる数字はどちらかというと「言葉」なのでしょう。正しい訓練とテクニックさえあれば数字に上手くなれる。それは数字の道具を伝授されるということが言えますね。お金への見方も転換するように思いました。食い逃げとバイト雇用は感情より勘定。数字の使われ方によって惑わされなくなるコツが詰まっています。数字や会計が身近に感じられました。2015/03/09

HIRO1970

58
⭐️⭐️⭐️さおだけ屋を大分前に読んで面白かったので、本書も読んでみました。わかり易くサラッと読める本で、なるほどと思える場面が結構ありました。下巻もあるので、機会があったら読みたいと思います。2014/08/14

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