出版社内容情報
凡庸な親が子供の教育に悩みながら、自分もまた勉強しなくてはと考え、しかしそもそも勉強とは何だっけ・・・と国語・倫理・歴史・自然科学等広い分野にわたって思い悩むドキュメント。
内容説明
四〇歳を過ぎた。親として子に何かを教えようとしたとき、ふと、自分の生きざまを問われ、恥じ入りたい気持ちになる。子供に読んでやる文章が、自分自身の身にしみる。この年になってやっと、本当の勉強の意味に気付いた気がする―。学力低下不安から、子供にお勉強をさせることは、一種のブームと言える盛り上がりを見せている。しかし現在の日本人の不勉強ぶりは、子供にお勉強をさせればいいというレベルをとうに超えている。自戒を込めて言えば、すでに大人からしてダメである。本書は、凡庸な親が自分も勉強しなくてはならないと考え、しかし何をどうやって学ぶべきか、そもそも勉強とは何だっけ、といった事柄を、国語・倫理・歴史・自然科学といった広い分野にわたって思い悩むドキュメントである。
目次
序章 不勉強社会ニッポンの現実
第1章 そのお勉強でいいの?
第2章 読書のすすめ、もしくは戒め
第3章 倫理は教えられるか、学べるか
第4章 「正しい歴史」は存在するか
第5章 自然科学と論理的思考力
第6章 「好きなら伸びる」は本当か
著者等紹介
長山靖生[ナガヤマヤスオ]
1962年茨城県生まれ。評論家、歯学博士。鶴見大学歯学部卒業。歯科医のかたわら、文芸評論、家族や若者の問題などに関して執筆活動を行う。’96年、『偽史冒険世界』(筑摩書房)で第十回大衆文学研究賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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