光文社新書<br> 不勉強が身にしみる―学力・思考力・社会力とは何か

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光文社新書
不勉強が身にしみる―学力・思考力・社会力とは何か

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  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334033330
  • NDC分類 370.4
  • Cコード C0237

出版社内容情報

凡庸な親が子供の教育に悩みながら、自分もまた勉強しなくてはと考え、しかしそもそも勉強とは何だっけ・・・と国語・倫理・歴史・自然科学等広い分野にわたって思い悩むドキュメント。

内容説明

四〇歳を過ぎた。親として子に何かを教えようとしたとき、ふと、自分の生きざまを問われ、恥じ入りたい気持ちになる。子供に読んでやる文章が、自分自身の身にしみる。この年になってやっと、本当の勉強の意味に気付いた気がする―。学力低下不安から、子供にお勉強をさせることは、一種のブームと言える盛り上がりを見せている。しかし現在の日本人の不勉強ぶりは、子供にお勉強をさせればいいというレベルをとうに超えている。自戒を込めて言えば、すでに大人からしてダメである。本書は、凡庸な親が自分も勉強しなくてはならないと考え、しかし何をどうやって学ぶべきか、そもそも勉強とは何だっけ、といった事柄を、国語・倫理・歴史・自然科学といった広い分野にわたって思い悩むドキュメントである。

目次

序章 不勉強社会ニッポンの現実
第1章 そのお勉強でいいの?
第2章 読書のすすめ、もしくは戒め
第3章 倫理は教えられるか、学べるか
第4章 「正しい歴史」は存在するか
第5章 自然科学と論理的思考力
第6章 「好きなら伸びる」は本当か

著者等紹介

長山靖生[ナガヤマヤスオ]
1962年茨城県生まれ。評論家、歯学博士。鶴見大学歯学部卒業。歯科医のかたわら、文芸評論、家族や若者の問題などに関して執筆活動を行う。’96年、『偽史冒険世界』(筑摩書房)で第十回大衆文学研究賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マエダ

64
”賢人なおもて勉強をする。況や凡人をや”といったのが本書だろう面白い。本のお勧めも書いてくれているがまた読みたい本が増えてしまった。2018/11/01

蓮華

25
勉強しないと言うことはこういうことだ。 というようことが書かれている。 主にゆとり教育に対しての危惧が多く、途中不勉強と関係あるのか?という内容もあった。 努力する事ご何よりも大切。2018/01/01

ラウリスタ~

18
読み始めてから気づいたが、『人間嫌いの…』の著者か…。学力低下やゆとり教育、歴史観などについて、問題を示し、こういう風に勉強するといいよと本を紹介。あくまで余技として作家をしている人にいうのもなんだが、あらゆる現状分析が素人的で、そのくせ引用する学者は随分と大仰。10年以上前の本だから仕方ないが、「若者はやる気がない、好きなものを仕事にしたいとかいって、競争から逃げ、そのくせ否定されるとニートになる」みたいな老害見解ばかりでげんなりする。戦後育ちの教養主義礼賛者のコーパスの幅広さと、分析の浅さは一見の価値2019/01/13

navyblue

16
なぜ、勉強しなければならないのか?本書を読めば答えが見つかるだろう。親である自分が子供に勉強している姿を見せよう。何をどこから勉強すればよいのか、おおいに参考になる。多くの本の紹介もあり著者の配慮で大抵は新書だ。ただ、古い本もあるので、手に入れることが難しいものもある。「学ぶこと、考えることのほかに、自分の現実を変える手だてはないというのに。従来の知識が役に立たなくなり、これまでの努力が無駄になったなら、新しく勉強し直すよりほかない。」まさに生涯勉強、来年も引き続きいろいろなことを学んでいかなくては。2017/12/27

kotte

13
Kindle Unlimitedで読みました。子どもに何を学ばせるかについていつも悩んでますが、それより先に自分が学ぶことが大切かもしれません。本書はわかっていても実行できないという人間の弱さを指摘しており、私も読んでいて反省させられました。勉強とは何かについてヒントをくれる本です。2017/04/20

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