内容説明
2011年3月11日から1年。共に祈ろう、共に乗り越えよう。
著者等紹介
葉祥明[ヨウショウメイ]
1946年7月7日熊本市に生まれる。1990年『風とひょう』(ウオーカーズカンパニー)で、ボローニャ国際児童図書展グラフィック賞受賞。1991年北鎌倉に「葉祥明美術館」を開館。1997年『イルカの星』(佼成出版社)で、第7回けんぶち絵本の里大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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パフちゃん@かのん変更
33
東日本大震災の絵本。きれいな絵。淡々と語られる事実。辛い話だがそれほど暗くない。生き残った子犬「うみ」が希望の光のようだ。2013/03/10
masa@レビューお休み中
31
東北大震災が起きたあの日の出来事を絵本という媒体を通して、ありのままの姿を表現している。美しい朝にが抽象的な表現に対して、あのひのことは具体的だ。地震が起きたこと、津波がきたこと、家が攫われてしまったこと、家族がいなくなってしまったこと。それらを、ドキュメンタリーのように追っていく。津波に攫われて、何もなくなってしまった町が、少年が一人ぽつんと立っている姿が痛ましくて胸が締め付けられます。忘れないこと。でも、忘れずに止まることではなく、忘れずに進むことを選びたい。そこに、明るい未来があると信じたい。2012/04/06
みつばちい
29
一年生の担任が教室で読んだものをお借りして読んだ。葉祥明さんの絵が心に染みる。一年生、どんなふうに聞いたのかな。2023/03/10
RX78
24
葉祥明さん、東日本大震災を描く。淡々とした語り口に深い悲しみがこめられている気がする。何十年も前に原画を見たが絵本で見るよりも何倍も美しかった。また、展覧会が近くであるので楽しみ。この絵本の原画もあるのかな。2021/01/30
小夜風
24
【図書館】気がついたら大好きな作家さんたちが何人も「あの日のこと」を描いていたり、絵本にしていました。葉祥明さんもそのうちのひとり。葉祥明さんの絵本はヒーリング絵本だと思っているのですが、この絵本が誰かの希望の光になったら良いなぁ。2014/04/27