学問の発見

学問の発見

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  • サイズ B6判/ページ数 232p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784333011018
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0041

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちくわん

6
ブルーバックスの本。日本が誇る数学者が語る「考えること・学こと」。1982年著だから氏が51歳、今の私と、ほぼ同じ(焦る)。氏の語るアメリカがリアル。登場するザリスキー、グロタンディエク、広中の困難に立ち向かう力強さに成功の種を垣間見る。「学ぶ」ことの大切さが綴られている。2018/09/24

三色かじ香

3
広中先生の生い立ちが綴られた本です。とりあえず論文第1報を書き上げてみて、酷評されて、でも論文を書いたという経験が糧になったこと、数学に関していえば明解さのある米国の気風で学んだことが適していたこと、特異点解消定理を出したあとの嬉々とした雰囲気、そして所々に出てくる微笑ましい写真。この本に出会えてしあわせだなと思いました。2019/12/04

木村すらいむ

1
数学に貢献した数学者の伝記のような感じの本。父母から学んだことから、数学の研究者を目指すようになった理由、友人関係、留学経験…など、数学を知らなくても読める。「素心」を保つこと、詰まったときは「ぼく、アホやし」と開き直ることなど、意識してできたら良さそうなことを学んだ。他にも、学習・研究する際の方針4つ,ニーズとウォントの違いについての話は読み返したい。2012/12/13

turquoise blue

0
ジェットコースターや高速道路の立体交差の例は、特異点解消の例えとしてとても分かり易いものでした。2016/07/03

driver1988

0
広中さん曰く、仮説にたいして日本人と欧米人では考え方が全く違う。米国の学生は、仮説を立ててから演繹をする。駄目なら仮設を変えればいい、というスタンス。しかし、日本の学生はとにかく何か勉強してみて、それを足場にして論文を書いてみようと考える。それがつまらなくなってきたら方向を変えて新しい方向を決めればいい。それまでの方向を改良していけばいい、というスタンスなのだ。かといって米国式がすべて正しいのか?2011/01/24

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