内容説明
インターネットにパソコンを常時接続すると、世界中から攻撃されることを知っていますか?そこで、少しでもインターネットを安全に使うための常識やノウハウを伝えたいと思って本書を書くことにしました。本書を手にとって読んでいただければ、IT革命やブロードバンド時代なるものが、みなさんをいかに危険な状況に置き去りにしたまま突き進もうとしているか、気づいてもらえるはずです。
目次
第1章 こんなにある!セキュリティ崩壊
第2章 なぜ狙われるようになったのか?
第3章 ウイルスとセキュリティホールの仕組み
第4章 セキュリティ確保の技術
第5章 ソフトウェアがもつ根本的な欠陥とは?
第6章 マイクロソフト、悪の経営術
第7章 ネットワーク社会の長所と問題点
第8章 インターネットの脅威からあなたを守る鉄則集
著者等紹介
中村正三郎[ナカムラショウザブロウ]
1959年福岡県生まれ。(株)管理工学研究所にて、ワープロソフト松シリーズなどを開発。(株)ソフトヴィジョンにて、データベースDBPro for Windowsなどを開発後、Java、XML、ゲノム関連の開発に従事。オープンソースを推進するRing Serverプロジェクト代表でもある
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山田喜三郎
4
ネットは道路である。今も昔もネットユーザーは「拾い食いをしてはならない」という程度の衛生観念も教えられずに路上に放り出された子供のようなものだ。ネット衛生の教育を受けずにいきなりセキュリティ・ソフトに頼るのは、拾い食いをしながら薬を飲むようなものだ。ちなみにセキュリティ・ソフトが見つけるのはマルウェアの半数以下だそうだ。
hibimoriSitaro
3
再読。2001年6月初版。タイトルは吉田戦車のマンガのモジリと思うが,常時接続するようになったPCのセキュリティ・検疫についての指南本。もっとも ISDN 64Kbps から ADSL へ主流が移るころ,YAHOO!BB 登場前夜の話で,いやもう何もかもみな懐かしい。素性の知れない添付を開けるな・リンクを踏むな,「無知は罪」は今もおんなじですね。2020/06/12