音楽する社会

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音楽する社会

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  • サイズ B6判/ページ数 202,/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784326650972
  • NDC分類 760.13

出版社内容情報

この20年のメディアの激しい変容,それをうけて音楽,人間/社会がどう変わったか。相互の関りあいを作品や現象を分析する中でダイナミックに描き,時代像,若者像に迫る。

【目 次】

 はじめに―音楽化社会論へ向けて

―――――――Ⅰ 音楽化社会の構図

1 装置との共生―マクルーハン、ケージ、シェーファー

  1 マクルーハン再考
  2 メディアとサウンドスケープ

―――――――Ⅱ 音楽家社会の諸相

2 サウンド志向

  1 音楽化の基軸
  2 日本ポピュラー音楽史にみるサウンド志向
  3 デジタル化と音楽化

3 ノリの体験

  1 ノリとはなにか
  2 ノリの条件
  3 総ノリ現象

4 時間の浪費

  1 音楽行動と時間
  2 「時間の節約」と「時間の浪費」
  3 音楽の「新奇性」と「永遠性」

―――――――Ⅲ 音楽化社会の展開

5 アイドル現象の展開

  1 アイドルとは何か
  2 アイドルの系譜
  3 元気の素としてのアイドル

6 松田聖子―消費社会のアイドル

7 サウンドスケープとしての広告音楽

  1 イメージソング以後の広告音楽
  2 広告音楽の機能


短いコーダ

文献紹介
あとがき
文献リスト
索 引

内容説明

ブリッコ、アイドル、ノリ、イメソン、MTV、CD、ビデオ、俵万智現象etc.世は変わり、歌は変わる…。メディア、音楽、人間の変容と絡みを解きほぐし、鮮明に時代の像を結ぶ。

目次

1 装置との共生―マクルーハン、ケージ、シェーファー(マクルーハン再考;メディアとサウンドスケープ)
2 サウンド志向(音楽化の基軸;日本ポピュラー音楽史にみるサウンド志向;デジタル化と音楽化)
3 ノリの体験(ノリとはなにか;ノリの条件;総ノリ現象)
4 時間の浪費(音楽行動と時間;音楽の「新奇性」と「永遠性」)
5 アイドル現象の基盤(アイドルとは何か;アイドルの系譜;元気の素としてのアイドル)
6 松田聖子―消費社会のアイドル
7 サウンドスケープとしての広告音楽(イメージソング以後の広告音楽;広告音楽の機能)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とりもり

4
面白い。特に、2章「サウンド志向」と5章「松田聖子―消費社会のアイドル」が良かった。ニューミュージック、わけても「はっぴいえんど」の存在は詞・曲の両面から大きいのかなと。松本隆に関する分析が非常に興味深かった。あと、4章「アイドル現象の基盤」は、現在のAKBなどにもつながる普遍性を持った議論かなと。岡田有希子に関する考察は、ちょっと彼女のことを想い出して哀しかった。★★★★☆2020/04/05

akuragitatata

1
大変勉強になった。アイドル論の所は示唆的な記述が多い。おにゃんこクラブシステムが現在ではネットに円パワーされているという形でも読み直せるかもしれない。音楽化社会論の一書。2018/08/01

子音はC 母音はA

1
マクルーハン等のメディア論を再考し、またメディアの変遷に伴う聴衆の変容を追っていく。それらを踏まえ音楽の動向の流れを語っていき、最終的にアイドルについて論じていく。1988年刊行だが既におにゃん子クラブを(多品種少量)と評しアイドル消費の転換期を読む。現代のAKB商法に繋がる考え方が提示されている。2014/07/17

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