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出版社内容情報
日本の地方自治研究家の著者が，その自治の範囲が裁判にまでも及ぶフィリピンのバランガイ制度を研究，その実態を紹介しながら，海洋型であるフィリピン文化を解明する。
【目 次】
序 章 比較の視点<町内会>
Ⅰ バランガイ―伝統的自治集団
１ マリキナへの道
２ サン・フェルナンドの岸辺
３ 碧いカガヤン・デ・オロ
Ⅱ 近代化とアジアの法感覚―遵法と変容
１ 幻想なき国家について
２ 多島海文化のなかの法
３ 土地所有と支配
Ⅲ 海洋型文化の背景
１ 東南アジアは貧しいか
２ 日本的心性との共通性
３ フィリピンの顔
あとがき<旅の終わり 旅の始まり>
