ニューカマーの子どもたち―学校と家族の間(はざま)の日常世界

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ニューカマーの子どもたち―学校と家族の間(はざま)の日常世界

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  • サイズ A5判/ページ数 367p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326250554
  • NDC分類 372.1
  • Cコード C3037

出版社内容情報

様々な<はざま>で揺れ動くニューカマーの子どもたちの日常を、綿密なフィールドワークによって描き出し、意味世界を構成するコンテキストとその生成を解明する。

子どもたちはいかに学校や地域で「周辺に位置づく」ことになっているのか。ボランティア兼研究者として学校・地域に密着し、多様な活動の展開の中に、そこに至るまでの経過と結びあわせ、未来を想定しながら「現在の<いま─ここ>」を読み解く。エスノグラフィックな手法をべースとした「臨床的アプローチ」の地平を拓く意欲的実践。

[関連書] 児島明 『ニューカマーの子どもと学校文化』(勁草書房刊)


序章 ニューカマーの子どもたちの日常世界を読み解くために
 1 受け入れる側の日本の学校の状況
 2 ニューカマーの子どもたちに関わる研究の状況
 3 研究対象の概要

第Ⅰ部 エスノグラフィー

第1章 学校と家族
 1 教師のまなざしとの関係
 2 日本人の子どもたちとの関係
 3 家族との関係

第2章 学校と家族の間の日常世界
 1 ニューカマーの子どもたちをめぐる多様なコンテキスト
 2 「手厚い支援」とは
 3 ニューカマーの子どもたち自身によるコンテキストの生成

第3章 地域
 1 地域におけるボランティア教室
 2 地域におけるニーズ発見の試み
 3 ニューカマーの子どもたちによる日常的支援の組織化
 4 蓄えられた資源
 5 第Ⅰ部を締めくくるにあたって

第Ⅱ部 臨床的アプローチ

第4章 教育社会学による「臨床」の可能性
 1 エスノグラフィーにおける「研究者」と「現場」の関係
 2 「研究成果のオーディエンス」としての現場
 3 研究成果の「再埋め込み」
 4 研究者コミュニティで蓄積された研究成果を背景として
 5 「研究者」と「現場」のストラグル

第5章 外国人生徒のための授業──学校文化の変革の試み
 1 学校の支配的なコンテキストからの転換
 2 外国人生徒のためのカリキュラム編成

第6章 学力調査による課題設定──再帰的学校文化の醸成
 1 新たな課題の立ち上げ過程
 2 教師の認識枠組の変化
 3 新たな課題・学力補充学習の意味構成
 4 課題の連鎖
 5 再帰的学校文化の醸成

第7章 ニューカマーの子どもたちによる自治的運営組織の可能性
 1 ボランティア教室からの独立
 2 自治的運営組織の活動
 3 帰属によるニーズの創出
 4 自治的運営組織の機能

終章 ニューカマーの子どもたちの日常世界への接近
 1 エスノグラフィーによる知見の要約
 2 臨床的アプローチの成果
 3 どこに可能性は拓かれていくのか

参考・引用文献
資料
あとがき
人名索引
事項索引 

内容説明

エスノグラフィーによる臨床的アプローチの地平を拓く意欲的実践。フィールドワークにおける研究者の立ち位置を模索しつつ「はざま」に生きる子どもたちの日常を読み解く。

目次

ニューカマーの子どもたちの日常世界を読み解くために
第1部 エスノグラフィー(学校と家族;学校と家族の間の日常世界;地域)
第2部 臨床的アプローチ(教育社会学による「臨床」の可能性;外国人生徒のための授業―学校文化変革の試み;学力調査による課題設定―再帰的学校文化の醸成;ニューカマーの子どもたちによる自治的運営組織の可能性)
ニューカマーの子どもたちの日常世界への接近

著者等紹介

清水睦美[シミズムツミ]
1963年長野県に生まれる。1986年上越教育大学学校教育学部卒業。長野県内の公立小中学校での勤務を経て、早稲田大学社会科学部へ学士入学。2005年東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。東京理科大学理工学部教養科助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さちゃ

0
ある地域の様々なケースを丁寧に紹介、分析している。ショッキングなこともあるけれど、教育において大切なことが溢れている本だと思う。量は多いが読みやすい文章。2009/06/09

うきょう

0
フィールドへの敬意をとても感じる。臨床的アプローチの問題設定は、著者の問題関心をいかに社会学的な問いへとつなげるのか、という試行錯誤の跡が見えた。2018/12/13

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