出版社内容情報
ラッセルとウィントゲシュタインに学び,後に両者への鋭い批判者になったラムジー。急逝した若き哲学者の先見性に満ちた洞察を最新版(1990年)からの翻訳でお届けする。
・・・ラムジーがラッセル、ケインズ、ウィトゲンシュタイン
という今世紀の思想上の巨人たちに教えをうけながら、彼
らに内在的な批判を突き付け、それによってこれらの思想
家たちに決定的な影響を与えたことは全く疑いのないこと
であり、さらには、彼の思想が今日の哲学的諸問題を驚く
べき洞察力によって先取りしていたことは、現在彼の理
論に言及する哲学者の数がますます増え、その研究書が
いくつか刊行されつつある事実によっても、はっきりと証
明されるであろう。 「訳者あとがき」 より
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【目次】
Ⅰ 哲 学(1929)
Ⅱ 普 遍(1925)
補論・前論文へのノート(1926)
Ⅲ 事実と命題(1927)
Ⅳ 真理と確率(1926)
補論・確率と部分的信念(1929)
信念の合理的度合い(1928)
統 計(1928)
偶 然(1928)
Ⅴ 知 識(1929)
Ⅵ 理 論(1929)
補論・因果的性質(1929)
Ⅶ 法則と因果性
A 法則的普遍と事実的普遍(1928)
B 一般命題と因果性(1929)
Ⅷ 数学の基礎(1925)
Ⅸ 数学的論理(1926)
Ⅹ エピローグ(1925)
内容説明
20世紀初頭のケンブリッジ、哲学の黄金時代を代表する一人ラムジー。先見性に満ちた洞察のかずかずが、ここに甦る。
目次
1 哲学(1929)
2 普遍(1925)
3 事実と命題(1927)
4 真理と確率(1926)
5 知識(1929)
6 理論(1929)
7 法則と因果性
8 数学の基礎(1925)
9 数学的論理(1926)