文字の経験―読むことと書くことの思想史

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文字の経験―読むことと書くことの思想史

  • 森田 伸子【著】
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  • 勁草書房(2005/10発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 279,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326153855
  • NDC分類 801.1
  • Cコード C3010

出版社内容情報

なぜ人間は文字を読み、書くのか。またその意味とは?フランス思想や欧米の映画の事例を取り上げつつ、今日のリテラシー問題につなぐ。

我々の文字への切実な希求は、失われた全体性の「代補」なのだろうか。広く書物・読書に関心のある人々に。

関連書:森田伸子『テクストの子ども』(世織書房)


プロローグ:『アウト・サイダー』の世界

第Ⅰ部 読み書きができるということ

第一章 現代社会におけるリテラシー問題:米仏の事例から
1 リテラシーとは何か
2 伝統的リテラシー:聖なるテクストを読むこと
3 スキルとしてのリテラシー
4 文化的リテラシー
5 リテラシー神話から機能的リテラシーへ
6 生きるための文字:『イブラヒムおじさんとコーランの花たち』から

第二章 「文盲」という物語:二人の羊飼いの自伝から
1 放浪の羊飼いから宮廷付き学者へ:デュヴァルの物語
2 父の教えから作家たちの教えへ:ガヴィーノ・レッダの遍歴
3 「文盲」の読み書きと啓蒙思想

第Ⅱ部 文字をめぐる思想

第三章 啓蒙の光の中で:神の書物から人間の書物へ
1 世界という書物:コメニウスの「小さな書物」をめぐって
2 ルソーとコンディヤック:二つの透明な文字

第四章 自然言語と文字:聾教育と手話の発見をめぐって
1 自然言語としての声と身振り
2 手話の発見と文字言語

第五章 公教育と文字の思想
1 フランス語作文の思想
2 「母語」と文字をめぐって

エピローグ


あとがき
人名索引

内容説明

世界の孤児である私たちは、何らかの代補としての文字を必要とする。本書は、その様々な営為をふりかえる「文字の思想史」の試みである。

目次

第1部 読み書きができるということ(現代社会におけるリテラシー問題:米仏の事例から;「文盲」という物語:二人の羊飼いの自伝から)
第2部 文字をめぐる思想(啓蒙の光の中で:神の書物から人間の書物へ;自然言語と文字:聾教育と手話の発見をめぐって;公教育と文字の思想)

著者等紹介

森田伸子[モリタノブコ]
1945年中国に生まれる。1966年お茶の水女子大学文教育学部卒業。1971年東京大学大学院教育学研究科博士後期課程満期退学。日本女子大学人間社会学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きいち

30
文盲の羊飼いから知識人に成った二人の事例が面白い。文字は、地元のムラから普遍的な世界へのパスポートのようなもの、そして、時間を越えて知恵を受けとることを可能にし、社会に返すミッションをも与えてくれる。特に二人目のサルディーニャの人は宮本にも似て、二つの世界を意識的に往還する。◇コッポラの映画、現代の米仏の識字教育、手話の歴史(これも興味深い)と、文字を使えるようになることをめぐっての思考。文字は文字だけじゃない、その理解には、私の中に参照するべき文脈が必要になる。そちら側の重要性がかえって強く感じられる。2016/05/03

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