出版社内容情報
『知の連鎖』をはじめいつくかの著作で博識ぶりを知られている著者が,現代と古代・中世の西アジアを往還し,イスラームの実像を提示しつつ,現代日本の文化状況を批判する。
現代と中世を自在に往還して鋭利な分析を続け、
〈コーラン〉に結晶したイスラームの知恵と力に
肉薄する。
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【目次】
Ⅰ イスラームの核心へ
第1章 躓かぬ神
― イデオロギーとしてのイスラーム ―
第2章 神の道での努力
― ジハードの内的構造 ―
第3章 イン・シャーラーの論理と倫理
第4章 コーランにおける創造観
― 自己作品化の美学 ―
第5章 変心の神秘
― イスラーム的構造変動論 ―
Ⅱ イスラームの核心から
第6章 ”秤”の学
― イスラーム的知の相貌 ―
第7章 幻想と現実
― イスラームの精神身体医学 ―
第8章 アッラーの神
― ひとつの神名論的反省 ―
第9章 西の音、東の音
― 中洋の視点から ―
第10章 イスラーム・ルネサンス論
内容説明
現代と中世を自在に往還して鋭利な分析を続け、コーランに結晶したイスラームの知恵と力に肉薄する。
目次
1 イスラームの核心へ(躓かぬ神;神の道での努力 ジハードの内的構造;イン・シャーラーの理論と倫理;コーランにおける創造観;変心の神秘)
2 イスラームの核心から(秤の学;幻想と現実;アッラーの神;西の音、東の音;イスラーム・ルネサンス論)