内容説明
阪神・淡路大震災。あれから十年―。前兵庫県知事・貝原俊民が現場を指揮して実感した問題点、時を経て明らかになった事実を、真摯に見つめて書き下ろした、次代へのメッセージ。
目次
第1章 都市文明と災害―都市は脆い
第2章 危機管理―「安全」はタダではない
第3章 シビリアンパワー―「自助」七割、「公助」一割
第4章 防災と減災―防災文化
第5章 国と地方―柔構造の防災システム
第6章 集積と分散―東京は危なくないか
第7章 土地が動く―「公共事業」を考える
第8章 共生―「共生」とは「共死」
第9章 防災の科学―社会科学系研究者よ参加すべし
第10章 創造的復興―いま日本に求められる構造改革
著者等紹介
貝原俊民[カイハラトシタミ]
財団法人阪神・淡路大震災記念協会理事長。1933年8月24日生まれ。東京大学法学部卒業後、1970年兵庫県地方課長、以降財政課長、農林部長、総務部長、副知事を歴任。1986年兵庫県知事に当選。4期15年を務める
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