出版社内容情報
昭和21から40年ごろの子どもたちの日常生活、学校、遊び、家族の暮らし、大好きだったお菓子・食べ物・おもちゃまで、貧しいけれど、生き生きと輝いていた昭和の思い出を懐かしさあふれる絵と楽しい文で紹介する絵図鑑。
内容説明
小学校の入学式、授業参観、給食、三角ベース、学校帰りの道草、ラジオ体操、チャンバラごっこ、あやとり、駄菓子屋、鬼ごっこ、紙芝居、縁日、家族の食事、楽しかった遠足など…。懐かしい「昭和」が、今、鮮やかによみがえる。
目次
学校の風景
校庭の風景
下校の風景
夏休みの風景
遊びの風景
縁日の風景
家族の風景
駅前の風景
街の風景
著者等紹介
ながたはるみ[ナガタハルミ]
長崎県長崎育ち。イラストレーター
奥成達[オクナリタツ]
東京都品川育ち。詩人、エッセイスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遠い日
17
「図鑑」と銘打つだけあり、細かな生活の場面のモノがきちんと書き込まれ、名称を付けられ、説明書きが施されている。長かった昭和時代の初期から40年代くらいまでだろうか。わたしの生まれた時代、10歳くらいまでのことが、まだらに記憶と重なって、見て即座に「ああ、懐かしい!」と思う部分と「そういえばこんなだった!」と思い出す部分とがあった。都市部中心の子どもの生活なので、田舎で育ったわたしとは縁のない物事も多くあった。だが、昭和の時代の空気が胸の奥のやわらかなところを押してくる感じに、とてつもない郷愁を覚えた。2014/03/21
mikipon
14
昭和と言っても、60年以上あった長い期間なので、主に20年代から30年代にかけての昭和という感じですね。私の子供時代よりも少し前、でも懐かしいモノや遊びもあちこちにあり、子供に見せようと思って借りたのに、私のほうが楽しく読みました。去年、娘が社会の宿題で昭和の暮らしを調べていたときにあれば丁度良かったのに・・・2014/03/23
まげりん
12
朝ドラ好きの子供たちと読む。「肝油ドロップって何?」「脱脂粉乳って何?」と聞かれるが、微妙に私の世代じゃないと思いつつも母から聞いた知識を披露。記憶の片隅にあるようなものもあって私が喜んでた。子供達も「青葉ちゃんが持ってたね。」「冬ちゃんがこれで遊んでた。」と楽しんでた。2016/09/11
奈良坂葵
10
昭和21年~40年頃の子供達の暮らしの様子がよくわかる。絵が細かく優しいタッチでいい。今の中学生なら、親より祖父母の子供時代を知るのかも。あんな時代もあったねと・・2015/09/03
アキ
10
筆者(絵と文)たちが少年少女時代を過ごした昭和20年・30年・40年代頃の思い出を中心に、普段の生活、学校、家庭、遊び、お菓子や食べ物まで、たくさんの昭和という時代の「人」「物」「風景」が描かれた一冊。「昭和」だからこその手法でありありと醸し出される懐かしい空気。「平成の〜」はきっとムリだから、いい時代だったのに違いない…よね!巻末の7,80点におよぶ参考文献のリストもなかなかに興味を惹かれます。2014/04/01