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出版社内容情報
アルプス山中で一体の凍死体が発見された。ここでの遭難事故は珍しくない。しかしこの死体は特別だった。完全にミイラ化していたのだ。考古学、法医学、冶金学、あらゆる科学者がその謎に迫るサイエンスミステリー。 小学校高学年～
内容説明
一九九一年、ドイツの登山家が、アルプス山中で一体の凍死体を発見した。雪のアルプスでの遭難事故はめずらしくない。しかしこの死体は、ふつうの遭難者とちがっていた！考古学、法医学、冶金学、あらゆる分野の科学者たちが、アイスマンの謎に迫る。
目次
１ 時にとじこめられて
２ アイスマンが生きた時代をさがして
３ そのからだは語る
４ 服を着たアイスマン
５ 最後の日
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やも
83
wow！表紙をめくったらすぐアイスマンのカラー写真。顔立ちが分かる。アイスマンが発見された年、同じように氷河からは6体の死体が出てきたらしい。雪山の中で50年前の死体に遭遇しても驚きだろうに5000年前て！写真が多く、想像では足りないリアリティさを実感させてくれる。第二章では他の数百年数千年前の死体発見の例もあげられていて興味深い。また、彼の持ち物1つから推測されることの多さ！面白い。アイスマンは羊飼い。25年ほど前の本なので、最新のアイスマン本があったら読んでみたい。また新しいことが分かってそう！★42022/08/18
糸車
33
どこで彼の存在を知ったのかもう覚えていない。彼についての本があると知ってどうしても読みたくて、当時小学生だった娘に頼み込んで学校の図書館から借りてもらった。氷河が文字通り「流れる」ものだと初めて知った。動物にしても人間にしてもそこで死んだら動いている氷河の流れの中でずたずたにされてしまうらしい。そんな氷河の中で5000年も前の死体が完全な形を残して出てくればそりゃあ驚きますよ。もちろん小説じゃなくて科学分野の記録。小学校の図書館にあるだけあって分かりやすかった。あ、彼は結局どこの国の所有になったんだっけ。2016/03/25
なっしー
14
雪山で偶然発見された遺体であったが、調べていくうちにとんでもなく昔（5000年前）の人であることがわかる。亡くなった後、動物や虫に食べられる前に雪がつもり、氷点下でありながら乾燥された状態で長い年月を過ごし、その上を氷河が流れるという偶然が重なり今回の奇跡の発見となった。炭素測定法で大体の年代を算出し、身につけていたもので年代や場所の大まかな特定ができた。解明する科学もスゴイが5000年前の骨が石と同じように今そこに存在するのがスゴイと思う。2021/06/08
moko
6
息子のリクエスト本。某学習教室国語の文章問題の題材で、続きが気になって仕方ないと、図書館で借りました。アルプス山中で発見された凍死体が5000年前の人だった‼︎様々な分野の科学者たちが検証するノンフィクション。息子「ヒトも冷凍保存できるかも。」ひえ〜〜。2016/01/27
しらたえび
3
くもんの教材ででてきた本を読みたいということで実際に借りた本。5000年前から保存されていたなんてすごいの一言。科学解析できるところもすごい。2024/02/04
