出版社内容情報
イギリス創価学会員へのアンケート調査から現代的大乗仏教運動の一つである創価学会が今日の西欧社会に浸透定着してゆき,その宗教活動が重要な社会現象となる要因を社会学的に分析する。調査は会員の入信のきっかけ,動機,宗教活動,入信の成果などを自分自身の言葉で語らせるという方式で論考され,この宗教運動の現代における意味を探る。
内容説明
日系宗教が海外で日系移民社会をこえて発展している数少ない事例が創価学会であるが、アメリカ以外の地域でのSGI(創価学会インターナショナル)の発展について実証的に研究したことの意義は大きい。本書のように、消費社会への移行期の新しい担い手へ適合的な宗教倫理、生活規範をSGIは提示しているという解釈は極めて興味深い説である。宗教社会学者が明らかにするイギリス創価学会メンバーの信仰への道筋。
目次
イギリスSGIの規模と体制
出会い、魅了、そして改宗
信仰経歴
メンバー―その家族と友人
イギリスSGIの社会構造
価値創造者たちの価値
会員と組織
日蓮仏教の実践
唱題によって達成されたもの
日蓮正宗と創価学会の分裂
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