脳のなかの倫理―脳倫理学序説

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  • サイズ B6判/ページ数 262p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784314009997
  • NDC分類 491.371
  • Cコード C0040

出版社内容情報

記憶を良くし、「賢い」脳をつくり、脳の中の思想や信条を読み取ることが現実のものとなった。SFも真っ青の、脳科学の新時代における倫理と道徳をめぐる問題を、世界を代表する脳科学者が考察する。2001年より米国大統領「生命倫理評議会」のメンバーとなった著者ならではの迫真の内容で、新しい分野「脳(神経)倫理学」、ついに日本上陸。

マイケル・S・ガザニガ
ダートマス大学教授。同大学認知神経科学センター長。「左脳と右脳」の研究で知られる世界的に有名な研究者。


2006年掲載
北国新聞2/12、週刊文春2/16号、信濃毎日新聞2/19、読売新聞2/26、日経新聞3/12、図書新聞3/25、週刊読書人、赤旗新聞3/19、論座5月号

内容説明

脳科学の未来は人間に何をもたらすか?記憶を良くし、「賢い」脳を創り、脳のなかの思想や信条が覗かれる時代が間近に迫る、その是非を問う脳倫理学遂に日本上陸。

目次

第1部 脳神経科学からみた生命倫理(胚はいつから人になるのか;老いゆく脳)
第2部 脳の強化(よりよい脳は遺伝子から;脳を鍛える ほか)
第3部 自由意志、責任能力、司法(私の脳がやらせたのだ;反社会的な思想とプライバシーの権利 ほか)
第4部 道徳的な信念と人類共通の倫理(信じたがる脳;人類共通の倫理に向けて)

著者等紹介

ガザニガ,マイケル・S.[ガザニガ,マイケルS.][Gazzaniga,Michael S.]
ダートマス大学卒業(1961年)、カリフォルニア工科大学心理生物学でPh.D(1964年)。現在、ダートマス大学のデイヴィッド・T・マクラフリン特別教授で、同大学認知神経科学センター長。2001年より大統領生命倫理評議会のメンバーを務める。米国芸術科学アカデミー会員。米国心理学会の次期会長。左脳と右脳の研究で世界的に知られる

梶山あゆみ[カジヤマアユミ]
東京都立大学人文学部卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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あーさん☆声優坂泰斗を応援します!(`・ω・´)ゞ

69
専門家が読みそうな、お堅い本。頭が良くないと無理だわこれ(¯―¯٥)2019/07/30

磁石

17
脳みその中には、もしくは体のどこであってもDNAの中にすら、『倫理物質/粒子/シナプス結合』なるものは存在しないらしい。それでは無責任でいいのかと言えば、それも違う。文字や言葉では語れず、背中や拳で語るたぐいのモノだった。その中に自分を投じないとわからない/いつの間にか持っていたもの、ソレの有無が人間と動物を分つモノだから生得的だと錯覚した/怠惰か傲慢が魅せた幻想だった。この問いかけの嵐は「人は物質に過ぎない」との固定概念を抉り出す、繊細だけど強引でもある外科手術のようなものだろう。2017/05/20

鬼束

11
なんか、著者は人間の倫理観、道徳観なるものを信頼し過ぎているようにも感じられた。遺伝子操作によるデザイナーズベイビーに関する話題の結語でも、「思いついたらなんでも試してみよう!それこそが、科学的探求の本質だ。放っておいても人間の倫理観が、自ずと行き過ぎに歯止めをかけてくれるだろう。人間は最終的に自らを滅ぼしたりはしない!」みたいなことを言っていて、そんな楽観していいのかと…その他の部分では、脳神経メカニズムから、人間の倫理観、道徳観はどのように生まれてくるかという著者の視点には興味は持てたけど。2016/04/28

プラス3

10
結構刺激的な文章が多くて、イーガンの短編集を読んでるような感覚!。「ニューロンが相互接続された巨大なネットワークが、ある種の化学反応で調節されたある種のパターンで放電し、何千ものフィードバックネットワークに制御されている――それが、あなただ」・・・ということは、放電パターンを読み取ればその人物に意思・自我が存在しているかどうかがわかるし、実行に移す前に意志を読み取れる。あるいはその仕組みが分かれば、人為的に脳を修理・改良できるようになる。それらをしてはいけない絶対的な理由はあるか?。2016/03/04

磁石

9
再読。人の心が宿っているかもしれない器官、脳。そうであるがために、それに手を加えることには慎重でなければならない、と思われるけど、簡単に頭がよくなる薬なんてものがノーリスクであるのなら使いたいと思ってしまうのが人情。人間らしくあることとはどういうことなのか、断定ではなく疑問形でしか語れないのは辛いところ。2014/09/27

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