愛はテロリズム―ロマンティック・ラブの終焉

  • ポイントキャンペーン

愛はテロリズム―ロマンティック・ラブの終焉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 281p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784314008983
  • NDC分類 367.4
  • Cコード C0011

出版社内容情報

あの愛はいったいどこへ行ってしまったのか

ロマンティックで幸せな愛の結合であったはずの結婚生活が、いつしか、どちらが心理的に優位に立つかという権力争いの修羅場と化している――こう した状況を「親密なテロリズム」と著者は呼ぶ。それはどのように行われ、なにが二人をそうさせるのか? 心理療法家が自らの臨床経験を踏まえつつ、 親密な男女間の闘争の文化的・社会的背景を詳述。解説:香山リカ 

書評も掲載されました。Yomiuri Weekly9/30号では、評論家芹沢俊介氏、毎日新聞9/30では、明治大学教授張競氏。

****************************************************

幸せな愛の夢から覚めたとき、
   家庭は権力争いの
      修羅場と化していた・・・・・

かんぐり/あてつけ/責任のなすり合い/
ドメスティック・バイオレンス/性的虐待・・・・・

****************************************************

もちろん、これからも、男は女を、女は男を求めるだろう。
多くの人にとって、人生をともに歩んでくれるパートナーは、
やはりかけがえのない存在であることはかわりない。

内容説明

幸せな愛の結合であったはずの結婚が、いつしか、いかに相手を支配するかという権力争いの修羅場と化している―こうした状況を「親密なテロリズム」と著者は呼ぶ。ロマンティック・ラブが効力を失い、虐待の時代がやってきたかに見える今日、もはや愛に期待できるものはなにもないのか?アメリカの臨床心理学者が、みずからの臨床体験を踏まえながら、この男女間における闘いの文化的・社会的要因をあざやかに分析していく。

目次

愛はどこへいくのか
第1部 親密なテロリズム(不安の力学;現代の男女の闘い)
第2部 ロマンスの文化―青年期のままで(「あなたしか見えない」―ロマンティック・ラブ小史;愛をめぐる生存競争;エロスの円周運動 ほか)
第3部 黄昏のエロス(虐待の時代;エピローグ―新しいロマンスの宣言)

著者等紹介

ミラー,マイケル・ヴィンセント[ミラー,マイケルヴィンセント][Miller,Michael Vincent]
臨床心理学者。米国マサチューセッツ州ケンブリッジにてクリニックを開業している。また、スタンフォード大学やマサチューセッツ工科大学で講座を持ち、現代の愛と親密性について幅広く講義。『ニューヨーク・タイムズ・ブックレビュー』などの新聞・雑誌にしばしば寄稿している

矢沢聖子[ヤザワセイコ]
神戸市出身。津田塾大学学芸学部卒業。翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。