科学選書<br> 王様気どりのハエ

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科学選書
王様気どりのハエ

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  • サイズ B6判/ページ数 214p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784314005487
  • NDC分類 491.9
  • Cコード C0340

出版社内容情報

WHOのコンサルタントとして,世界各地の保健衛生に関わってきた医学生態学者が語る,人間と〝虫〟たちの興味深い話。熱帯雨林の伐採やダム建設の後にはびこった感染症,イスラム教徒のアフリカ侵入を阻んだハエ,喘息や花粉症と寄生虫,刺身の中にいる寄生虫,犬や猫などのペットを介してうつる感染症などの話を,物語風に語る。示唆に富む文明批評の書。

内容説明

WHOのコンサルタントとして、35年もの間、世界各地の保健衛生に積極的に関わってきた医学生態学者、デソヴィツ博士が、人間と寄生虫をめぐる興味深い話を語ってくれます。熱帯雨林の伐採やダム建設の後にはびこった感染症、イスラム教徒のアフリカ侵入を阻んだハエ、高級避暑地に突然あらわれた寄生虫、喘息や花粉症などのアレルギーと寄生虫、刺身の中にいる寄生虫、犬や猫などのペットを介してうつる感染症などの話を、生態学的視野から物語風にまとめたものです。

目次

第1章 寄生虫、進歩、そしてその過去
第2章 発汗・進歩・感染の統合説
第3章 ニューギニアのサナダムシとユダヤ人のおばあさんのこと
第4章 賢者はいかにしてアフリカへマラリアをもたらしたか
第5章 豆と遺伝子とマラリアと
第6章 王様気どりのハエ
第7章 河川盲目症
第8章 貝のようにゆっくりと住血吸虫をコントロールする
第9章 宿主と調和した寄生虫
第10章 喘息と寄生虫
第11章 ナンタキットのあぶない妖精
第12章 板前さん、刺身に虫がいます
第13章 ジアルジアについて
第14章 似つかわしくない行動

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えか

6
生物学の本と思い読み出したら虫は虫でも寄生虫の本でした。 最終章、文化の無理解からくる薬の集団投与の難しさの話は、今となってはブラックジョークとして読めます。2022/04/11

彩水

1
タイトルに惹かれて読んだ。感染症とハエの関係、いろんな国の話など、ハエからどんどん話が展開していって面白かった。 ただ和訳本なので、原書にあった数々のジョークがうまく訳せてないorはしょられてるのが残念。訳者が悪いとかではなく、ジョーク日本語にするのには無理があるんだろうけど。和訳本という意味での読みにくさは少しある。

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