出版社内容情報
ロシアとはどういう国か。その歴史を図やイラストを使いながらわかりやすく、ていねいに。コラム「そのころ、日本では?」も便利。
内容説明
ロシアって、謎だらけ。極寒の大地で何が起こっていたのか?教科書よりもわかりやすいロシアの開拓と改革の歴史。
目次
1 キエフ・ルーシ
2 モスクワ大公国
3 ロマノフ朝の成立
4 19世紀のロシア
5 帝国主義と大戦
6 ロシア革命
7 「ソ連」の時代
8 現代のロシア
著者等紹介
関眞興[セキシンコウ]
1944年、三重県生まれ。東京大学文学部卒業後、駿台予備学校世界史科講師を経て著述家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
101
ロシア人とは紀元前1世紀頃から現在の東ヨーロッパに存在したスラブ系民族のひとつで、ウクライナ人、セルビア人、ブルガリア人と同じ出自。キエフ・ルーシ成立は9世紀。10世紀にキリスト教がもたらされイコンを重視したルーシ法典を作成。モスクワが中心になるのは13世紀。ロシア正教を作り、モスクワ大公国、ロマノフ朝に認められて、ツァーリが教会の支配者になる。ウクライナは14世紀にはポーランドから圧迫を受け、17世紀川を挟んでロシアとポーランドに割譲された。ポーランドもウクライナも国家消滅の過去を共有しているのですね。2022/05/05
はるを
95
🌟🌟🌟⭐️☆(🌟×3.5)仲良くさせて頂いている読友さんが読んだのを見て購入。黒川祐次著『物語 ウクライナの歴史』と併読していたので面白さ倍増。やや強引に駆け足で2022年までの流れをザックリとしか書いていないので特に「chapter6ロシア革命」は複雑過ぎる事情も相まって端折り過ぎて解り辛かった。この本は例えばロシア革命について詳細に書いてある新書等を読む際に情報量の波に溺れてしまわないように道標としてその都度併読していく事で本領が発揮出来るアイテムのように俺には感じた。2022/05/15
yomineko@猫と共に生きる
74
読み友様からのご紹介本です。よく纏まっていると思うが私にはちょっと物足りないかな?ロシアは昔からとにかく混乱しすぎ。それは国土が広いのもあると著者。それもあるが、民族も文化も多様で纏めるのは難しい所を無理矢理力づくで封じているのが良くないと思う。どの指導者もうまく国を纏め切れず、仕方なく独裁者に任せるという事の繰り返しで結局は強力な独裁者を選んでしまう悪循環が今のプーチン👿政権。84歳まで政権を握る悪魔。これからの行く末が本当に心配です。頼みの綱・アレクセイ・ナヴァリヌイ氏も禁錮9年。一体どうしたら😢2022/05/23
がらくたどん
65
複雑な事を単純化して「一言で」としてしまうと往々にして単純化の穴ぼこに嵌って真上の空しか見えなくなるのは承知しているつもりだが、あまり広い地域に多くの勢力が絡まりすぎて自分の頭では全く俯瞰ができない。窮余の一策で天下の駿台の名に縋る。広い国土に割拠する多様な民族を時に拳で時に理屈で「俺たち仲間だよな」と各時代のジャイアンが〆てきて、スネ夫役はまあ楽だけど取り巻きも含めて夫々がやっぱり独立もしたいよなと思っていたのかな。ジャイアンを求める気風と「でも僕だって」と思うのび太の心。だけどドラえもんはいないんだ。2022/04/29
榊原 香織
61
18cピョートル大帝のひげ税て、面白いね。 ひげのある奴は税金払わねばならない ロシア革命がかなり複雑2023/04/24