Kawade夢新書
日本人なら知っておきたい神道―神道から日本の歴史を読む方法

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  • サイズ 新書判/ページ数 217p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784309502717
  • NDC分類 170
  • Cコード C0221

内容説明

しきたり、風習、そして、ものの感じ方…私たちの生活には、神道が広く関わっている。また、神社の存在や冠婚葬祭、年中行事は、神とともに生きてきた日本人の心を物語るものである。古代以来、日本は何ゆえに神道を必要とし、後世に伝えてきたのか?知られざる“この国の原点”がみえてくる。

目次

プロローグ “神道”を知らずして日本と日本人は見えてこない
1章 神道とは何か―“神の国”はいかに誕生し、根づいてきたか
2章 神々についての知識―日本人の中に生きる“八百万の神”の系譜
3章 時代と共に変わる神道―様々な宗教を受け入れる神道の懐の深さ
4章 神道が日本史に与えた影響―朝廷成立、尊王攘夷…神道が果たした役割とは
5章 さまざまある神社の約束―建物、神職、穢れと祓い…神が降りる地の神秘
6章 神の祭られ方、拝まれ方―祭祀と参拝に込められた知られざる意味とは
7章 冠婚葬祭と年中行事の中の神道―死とは何か?生とは何か?神道の行事が教えるもの

著者等紹介

武光誠[タケミツマコト]
1950年、山口県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。同大学院博士課程修了。現在、明治学院大学教授。専攻は日本古代史。歴史哲学。比較文化的視野を用いた幅広い観点から日本の思想・文化の研究に取り組む一方、飽くなき探究心で広範な分野にわたる執筆活動を展開している
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たきすけ

67
神道というのは調べれば調べる程、日本人の生活文化に根付いたものなのだなと思う。この自然崇拝という考えが次第に屈折し己の利益のみを求める文化の流れがあった事は、国外と政治の影響を受けているとはいえ少々哀しい。しかし思い返せば日本程自由に多宗教が入り乱れているのは何故なのだろうか?それは八百万の神を信仰する日本の柔軟性の賜物なのかもしれない。2016/07/23

mazda

30
神道については、知れば知るほどわからなくなるというのか、その奥深さ、懐の深さにただ感服するのみです。農耕民族である我々は、春に種をまくと、秋には実りを手にすることができますが、その過程に神の力が加わっていると考えた古代の人たちは、とても素晴らしい感性を持っていたんだな、と思います。日本の社会では、何も欧米を真似してしゃかりきに競争をするのではなく、周りと共に「和」の精神をもって人のために働く、ということを全面に押し出す方が、モチベーションも業績も向上するのではないかと思います。2015/03/24

13
神道の教科書、という印象でした。歴史、作法その他神道に関することが一通り紹介されている。2016/06/06

つくし

6
日本人にとっての「神さま」、神道の考え方の根本を古代の信仰から辿って解説。その信仰のかたちが、個人の幸福に留まらない寛容さをもっていることがわかります。通過儀礼や行事について宗教観が曖昧な日本人だけれど、根底に神道に通ずる考え方があること、大切にしたい考え方だなと思いました。2020/01/06

リエさん

5
ラノベ古事記(by 小野寺優)を読んでいたので少し理解がしやすかったです。それがなかったら「チンプンカンプン」でしたね。 大正以降の神道について、記述があれば良かったな。 著者をWikipediaで調べたのですが、ななんと、すごい数の本を出版していました。伝えたいことがたくさんあるんだろうなっと情熱を感じてしまった。2020/06/14

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