内容説明
エアレンディルの父であり、アラゴルンへと続くヌーメノール王家の祖である、トゥオルのエルフの隠れ王国へといたる、苦難と不思議の旅路。冥王モルゴスの憎しみを一身に受けた不屈なるフーリンと、その子、竜退治のトゥーリン・トゥランバールに降りかかった過酷な運命。中つ国のギル=ガラドと親交を結び、サウロンの危機に対処し港を創建した、ヌーメノールの王とその妻の物語。魔法の森ローリエンの奥方ガラドリエルとケレボルンをめぐるいくつもの伝説。
著者等紹介
トールキン,J.R.R.[トールキン,J.R.R.][Tolkien,John Ronald Reuel]
1892年、南アフリカのブルームフォンテン生まれ。3歳の時にイギリスに戻る。第一次世界大戦従軍後、オックスフォード大学の言語学教授となる。イギリスの英雄叙事詩「ベーオウルフ」の研究で知られ、言語学に関する著書もある。大学でのC・S・ルイスらとの交流から生まれた私的文学サークル“インクリングス”からは、いくつものファンタジーの名作が生まれた。1937年に、自分の4人の子供たちに語り聞かせた話をもとにした『ホビットの冒険』を出版、その続編として書かれた『指輪物語』(1954‐55年)は世界的ベストセラーとなった。1973年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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