出版社内容情報
《内容》 本書は看護学生や看護職を対象にこどものフィジカル・アセスメントについて，系統的に記述されたわが国初めての本といえる。
成人患者のフィジカル・アセスメントにおける解剖と生理，診療の技術や正常・異常所見は乳幼児にも応用できるが，発達的にみると解剖学的にも生理学的にもこどもならではの特徴がある。
本書では，成人とは異なったアプローチや技術を必要とする年長幼児や学童前期のこどものフィジカル・アセスメントを，いかに行うかを解説した。正常所見とともに，さまざまな正常範囲についても強調し，それに必要な技術も解説した。
学生および看護者が学習する際の手軽な手引書として御活用頂きたい。
《目次》
1）こどもにフィジカル・アセスメントを行う意義
健康スクリーニング／受診時・入院時などにおける系統的健康診査
2）フィジカル・アセスメントに必要な技術と進め方
フィジカル・アセスメントの準備／こどもへの接近法／フィジカル・アセスメントの5つの基本技術／フィジカル・アセスメントの進め方
3）フィジカル・アセスメントの実際
健康歴の聴取／一般状態のアセスメント／皮膚・爪のアセスメント／頭頸部のアセスメント／眼のアセスメント／耳のアセスメント／胸部・呼吸器のアセスメント／心臓・血管のアセスメント／腹部のアセスメント／骨格・筋・運動機能のアセスメント／神経系のアセスメント／鼠径・生殖器のアセスメント
4）付録
こどものヘルス・アセスメントスケジュール／説明と同意について／問診表／系統的レビュー／記録用紙／発達のめやす／乳幼児の体重・身長・頭囲・胸囲（パーセンタイル値）／男子・女子の体重と身長のパーセンタイル曲線／頭囲・胸囲のパーセンタイル曲線／児童・生徒の身長・体重・座高の平均値および標準偏差／こどもに必要な水分量／こどもの栄養所要量／正常値一覧／記録例
