水道が語る古代ローマ繁栄史

個数:

水道が語る古代ローマ繁栄史

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月20日 05時32分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 173p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784306093997
  • NDC分類 518.1
  • Cコード C0052

内容説明

シビル・エンジニアリングとは、市民のための技術である。そのシビル・エンジニアの立場で、なぜ千数百年も追い越すことができないほど古代ローマ水道の技術水準が高かったのであろうか、という疑問の解明を目指したのが本書である。技術とは当然、思想に裏打ちされたものであるから、水道を必要とした考え方は、どのようなものであったのかも解き明かす。

目次

序章 古代のローマ水道の意義と評価
第1章 古代ローマは、どのように下水の処理をしていたのか―古代ローマの下水道とトイレの話
第2章 古代ローマはなぜ長大な水道を造り、トンネルや水道橋を多用したのか―古代ローマの水道幹線の話
第3章 七つの丘の町と称され、起伏に富んだ首都ローマ全域に、どのように動力もなしで給水できたのか―ローマ水道の市内給水の話
第4章 大規模な公共浴場は、なぜ造られたのか―古代ローマの泉と浴場・水車の話
第5章 大規模な施設は、どのように造られたのか―古代ローマの水道建設技術の話
第6章 なぜ古代ローマは水道を最重要視したのか―水道を通して見たローマの繁栄
ローマ水道・江戸上水等に係る年表

著者等紹介

中川良隆[ナカガワヨシタカ]
昭和22年東京生まれ。昭和44年慶應義塾大学工学部機械工学科卒業。昭和46年東京大学大学院工学系研究科土木工学修士課程修了。昭和46年大成建設株式会社入社。平成15年東洋大学工学部環境建設学科教授。工学博士、技術士(建設部門)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yyrn

19
古代ローマ人の建造物に対するこだわりは毎度感心するばかりだが、良い水を安定的に大量に得るためとは言え、500年の間に11本も、総延長500kmにもなる水路を、ほとんど地表には出さずに壮大な水道橋や地下水路を整備してローマ市内まで持ってくるというそのマニアックぶりにはなかなか理解しがたいものがある。対比で1600年後の江戸時代の玉川上水を取り上げて、開渠の水路と木樋で、流量も把握しておらず、管理もアバウトだったと日本が負けているような解説だが、雨量が豊富で、それで260年も維持できたんだから問題ないじゃんか2020/06/16

ようはん

13
有名なポン・デュ・ガール等の水道橋の技術に市内への配水システムの工夫、完全に規格化された鉛管等古代ローマ帝国の技術レベルの高さには驚かされた。比較対象として挙げられる江戸時代の上水は古代ローマには及ばないレベルで、産業革命でヨーロッパは古代ローマに追いついたとはいうが環境保全や健康面で差が大きい。2020/04/13

Uzundk

6
ローマ帝国は圧倒的では無いか! 歴史の中で最も早く帝国を志向し、そのために必須となる水道の要素を語る。現代のように電気を自在に配しポンプで駆動し情報を監視できるようになる2300年も前に、高低差50mもある7つの丘と湿地帯に水道を築き、後に100万超の人口を擁し栄えた。その水道へのこだわりは今も欧州の水道の考え方に生きているがそれが再現できたのは18世紀になってからというから驚くほか無い。周りの低い湿地を通って丘の上に水を運ぶために高所から水を引き、水道橋を渡し、密閉管で低地を越える技術はすばらしい。2015/03/24

TMHR ODR

3
★×4。散々他で読んで分かっちゃいるけど改めて驚く古代ローマの技術力!水道に関わる技術的なところを建築土木の専門家が、江戸時代の水道と比較して分かり易く説明してくれる良本。弥生時代に1000mにつき19cmの勾配で水道ひけるって凄い。測量とか建設技術の章では唸ってしまった。ウィトルウィウスの建築書、読んでみたい。2016/08/30

takao

2
ふむ2022/10/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/245602
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。