内容説明
北海道大学に衛生工学科(現・環境創生学科)が創設されて平成一九年(二〇〇七年)で五〇年、半世紀となる。同学科が「大きく花開いた」最高の功労者が丹保憲仁であることは論をまたない。「環境の時代」を生きる国際的な水の科学者・文明批評家の苦難と歓喜に満ちた足跡をたどる。
目次
第1章 北の大地の譜―原野と文明と
第2章 戦中と敗戦後の青春―旧制中学から大学卒業まで
第3章 孤高の道―衛生工学を学ぶ
第4章 挑戦と飛躍―気鋭の教授時代
第5章 改革と英断―学生部長、工学部長
第6章 たいまつを掲げ、警鐘を鳴らす―北大総長、土木学会会長
第7章 後世に託す「創成の精神」―放送大学長、IWA会長
付録
著者等紹介
高崎哲郎[タカサキテツロウ]
1948年栃木県生まれ。NHK記者、帝京大学教授、独立行政法人土木研究所の客員研究員を経て、現在、財団法人河川環境管理財団の客員研究員。作家、土木史研究家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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