内容説明
天下の孤本である早稲田大学蔵本を底本に、翻刻本文・語釈・評より構成。一字一句を丁寧に考証し、表記・表現を他作品を通して検証するなど、詳しい語釈・評が作品の真の面白さを伝える労作。解説では、『白露』の作者が、文学史上最初に『徒然草』の真価に気づいていたことなどが証される。
目次
『白露』上巻
『白露』下巻
著者等紹介
中島正二[ナカシマショウジ]
1964年福岡県生まれ。洗足学園中学高等学校教諭。慶應義塾大学文学部文学科(国文学専攻)卒業。同大学院文学研究科(国文学専攻)修士課程修了。同大学院同専攻博士課程単位取得修了
田村俊介[タムラシュンスケ]
1961年東京都生まれ。富山大学人文学部助教授(2005年10月より、所属する日本言語文化コースは東アジア言語文化コースという名称に、担当は日本中世文学に変更)。京都大学文学部(国語学国文学専攻)卒業。同大学院文学研究科(国語学国文学専攻)修士課程修了。同大学院同専攻博士課程単位取得修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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