ホワイトバグ 生存不能

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  • サイズ 46判/ページ数 377p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784299018908
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

「死んでるよ。……みんな死んでる」
世界各地で同時多発的に起きる不可思議な怪現象。
その猛烈な吹雪が過ぎ去ると、死体の山が築かれる――。

プロ登山家の甲斐は連絡を絶った気象観測隊を追うため、アフガニスタン・ワフジール峠に飛ぶが……。
累計132万部突破の「ゼロ」シリーズの著者が描く新たな恐怖!

「あらゆるジャンルを覆い尽くす、前人未到の”絶滅”娯楽小説!
”人類絶滅”が絵空事ではなくなった今、本作が描く”犯人”も創作とは言い切れない」――小島秀夫(ゲームクリエイター)

(目次)
序章 絶滅の前兆
第一章 死の谷
第二章 絶滅の記憶
第三章 死の覚醒
第四章 ホワイトバグ
終章

内容説明

アフガニスタンのワハーン回廊と中国・新疆ウイグル自治区のタシュクルガン・タジク自治県を結ぶワフジール峠で、中国の国境警備隊が全滅した。タジキスタン側から登ってきた日本の気象観測隊もまた、猛烈なブリザードのもとで何ものかの襲撃を受ける。果たして極寒の山岳地帯でなにが起きたのか。グリーンランドのギュンビョルン山で同様の現象を目にしたばかりのプロ登山家・甲斐浩一は、連絡の途絶えた気象観測隊の救出に協力するよう政府に求められ、研究者とともにワフジール峠に向かうことになるが―。

著者等紹介

安生正[アンジョウタダシ]
1958年生まれ。京都府京都市出身。京都大学大学院工学研究科卒業。現在、建設会社勤務。第11回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、『生存者ゼロ』(宝島社)にて2013年デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぽろん

39
地球温暖化の影響でとんでもないものが出てきた!やつは最強すぎる。気持ち悪さに少し斜め読み。こんな未来は、絶対に嫌だな。2021/09/28

ミライ

38
安生正さんによる2026年が舞台の長編パニック小説。プロ登山家の甲斐は連絡を絶った気象観測隊を追うため、アフガニスタン・ワフジール峠に飛ぶが、そこで事件に巻き込まれ、同じような事件が同時多発的に世界中で起こっていく… 日本や中国、中東やグリーンランドなど世界中が舞台で壮大な物語で、地球温暖化の影響で氷が解けたり気象変動が起こることで、地球がどう変わるかが描かれた作品。現在の新型コロナ騒動的なパニックや、人間ドラマも盛り込まれていて、ハリウッド映画を見るような感じで読めた。2021/11/19

のりすけ

34
人が蹂躙されていく様は良かったんだよね。迫力もあるし。でも人間ドラマパートになると途端にテンポが悪くなる。お前らのややこしい思いやらそういうのは要らんのです。未知の生命体VS人間の死闘(頭脳&科学の力)でやってほしいと思うんだ。ガーっと来てワーッときてブッシャーボーンキャーなのが好きなんだもの。これが万が一映画化されて、メインがこの人間ドラマなら迷わずポンカス認定するっぺ?2022/01/04

tetsubun1000mg

33
初読みの作者で表紙や主役が登山家、舞台がアフガニスタンの峠、グリーンランドの山と山岳小説だと思っていました。 途中から白い雪に見えるものの正体が分かってからは、地球規模での危機的SFの様相に代わってくる。 世界が舞台でストーリーは有りそうでなかったタイプの小説だった気がする。 登場人物のキャラクター設定が良かったと思う。 最後の日本政府の失態の説明が長すぎて少々違和感が有ったが最後までワクワク、ぞわぞわしながら楽しめた。2022/07/23

あっちゃん

26
温暖化と石炭層採掘のせいで湧いて出た災い!タイトルを深く考えないで読み始めて、途中主人公達と一緒に気付く、私の苦手なアレだ!そんなに詳しく説明しないでよ想像しちゃうじゃん(笑)パニックの規模の割にページ数が少ないので、物足りない気もするけど、あんまり冗長だと困るもんね( ̄▽ ̄)2021/10/19

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