内容説明
黒海、エーゲ海から地中海世界に千年にわたり花開いたビザンティン文化。帝国は滅亡しても、その〈永遠〉を求めた精神を、山上の小さな聖堂、黄金のモザイク、そして質素なイコンに残したのかもしれない。ビザンティンの美に魅せられた著者の地中海巡礼紀行。
目次
第1章 コンスタンティノープル―ビザンティン一千年の帝都
第2章 ヴェネツィア―東方への夢に生きた「水の都」
第3章 ラヴェンナ―アドリア海のモザイクの聖都
第4章 クレタ―スペインに渡った「ギリシャの人」
第5章 聖山アトス―エーゲ海に浮かぶ修道の王国
第6章 アレクサンドリア―ヘレニズム文化花開くコスモポリタン都市
第7章 カッパドキア―アナトリア高原の洞窟修道院
第8章 モネンヴァシア・ミストラス―ラコニアに花咲いたパライオロゴス・ルネサンス
第9章 トレビゾンド―黒海沿岸の最後のビザンティン都市
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